問題 1

  ____の 言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問01:
これからも様々(さまざま)な国(くに)と相互(そうご)理解(りかい)を深(ふか)めていこうと思(おも)う。
しょうご
しょうごう
そうご
そうごう
問02:
この料理(りょうり)は辛(から)くて食(た)べられない。
からくて
くさくて
にがくて
しぶくて
問03:
晴(は)れている日(ひ)は、この山頂(さんちょう)からすばらしい景色(けしき)が見(み)える。
けいしき
けしき
けいいろ
けいろ
問04:
このお金(かね)は、何(なに)かあったときに備(そな)えて残(のこ)しておこう。
ととのえて
たくわえて
かかえて
そなえて
問05:
今(いま)から、防災(ぼうさい)訓練(くんれん)を行(おこな)います。
ぼうえん
ぼうさい
ほうえん
ほうさい



問題 2

  ____の 言葉を漢字で書くとき、最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問06:
彼(かれ)はとてもれいぎ正(ただ)しいです。
札義 札儀 礼義 礼儀
問07:
彼(かれ)は苦労(くろう)を重(かさ)ねて、社長(しゃちょう)にまでしゅっせした。
出成 出世 昇成 昇世
問08:
この店(みせ)はでんとうの味(あじ)を守(まも)り続(つづ)けている。
伝授 伝承 伝統 伝達
問09:
そんなにあせらなくても大丈夫(だいじょうぶ)です。
焦らなくても
騒らなくても
競らなくても
暴らなくても
問10:
大学(だいがく)に入学(にゅうがく)してから、一人(ひとり)にくらしています。
幕らして
募らして
暮らして
墓らして



問題 3

  (   )に 入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問11:
今日(きょう)の講演(こうえん)のテーマは、教育(きょういく)の(  )問題(もんだい)についてです。
諸 複 雑 類
問12:
駅前(えきまえ)の商品(しょうひん)(  )で、買(か)い物(もの)して帰(かえ)ろう。
帯 域 街 町
問13:
夏休(なつやす)みに旅行(りょこう)に行(い)きたいので、(  )収入(しゅうにゅう)のアルバイトを探(さが)している。
上 良 優 高
問14:
来週(らいしゅう)の会議(かいぎ)には、社長(しゃちょう)と(  )社長(しゃちょう)も出席(しゅっせき)する予定(よてい)だ。
準 副 補 助
問15:
疲(つか)れると、集中(しゅうちゅう)(  )が落(お)ちて仕事(しごと)が進(すす)まなくなる。
能 考 気 力



問題 4

  (   )に 入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問16:
今週(こんしゅう)は忙(いそが)しかったから、週末(しゅうまつ)は家(いえ)で(  )テレビを見(み)ていた。
のろのろ
のんびり
ぐるぐる
ぐっすり
問17:
マラソンは周(まわ)りの人(ひと)にあわせようとしないで、(  )で走(はし)るといい。
テクニック
フレッシュ
アプローチ
マイペース
問18:
あの店(みせ)はサービスがいいと(  )だ。
評判(ひょうばん)
評価(ひょうか)
診断(しんだん)
決断(けつだん)
問19:
彼女(かのじょ)とは久(ひさ)しぶりに会(あ)ったので、何時間(なんじかん)話(はな)しても話(はなし)が(  )。
枯(か)れない
限(かぎ)らない
尽(つ)きない
衰(おとろ)えない
問20:
練習(れんしゅう)の成果(せいか)が(  )できれば、きっと優勝(ゆうしょう)できるだろう。
発揮(はっき)
発生(はっせい)
発行(はっこう)
発明(はつめい)
問21:
この表現(ひょうげん)は(  )でわかりにくい。
軟弱(なんじゃく)
質素(しっそ)
あいまい
ささやか
問22:
この切符(きっぷ)は、明日(あした)まで(  )です。
利点(りてん)
権利(けんり)
効用(こうよう)
有効(ゆうこう)



問題 5

  ____に意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問23:
とりあえず社長(しゃちょう)に電話(でんわ)で話(はな)しておいた。
さっき
すぐに
一応(いちおう)
直接(ちょくせつ)
問24:
友人(ゆうじん)がバイクを安(やす)くゆずってくれた。
売(う)って
貸(か)して
預(あず)かって
直(なお)して
問25:
雑談(ざつだん)をしているときにいいアイディアが浮(う)かんだ。
あいさつ
おしゃべり
説明(せつめい)
報告(ほうこく)
問26:
うちの犬(いぬ)はとてもかしこい。
頭(あたま)がいい
足(あし)が速(はや)い
めずらしい
おとなしい
問27:
彼(かれ)の話(はなし)はいつも大(おお)げさだ。
エネルギーがある
ユーモアがある
オープンだ
オーバーだ



問題 6

  次の言葉の使い方として最もよいものを。1・2・3・4から一つ選びなさい。
問28:
取材(しゅざい)
学期(がっき)末(まつ)試験(しけん)の範囲(はんい)を友達(ともだち)に取材(しゅざい)しました。
デパートに買(か)い物(もの)に行(い)く前(まえ)に、営業(えいぎょう)時間(じかん)を取材(しゅざい)しておこう。
インターネットは、簡単(かんたん)に地図(ちず)を取材(しゅざい)できるので便利(べんり)です。
あの選手(せんしゅ)の練習(れんしゅう)の様子(ようす)を取材(しゅざい)した時(とき)は、とても緊張(きんちょう)しました。
問29:
きっかけ
季節(きせつ)のきっかけは風邪(かぜ)をひきやすい。
友人(ゆうじん)に写真(しゃしん)をほめられたのがきっかけで、本格的(ほんかくてき)に勉強(べんきょう)を始(はじ)めた。
子(こ)の意見(いけん)に反対(はんたい)するきっかけは、主観的(しゅかんてき)すぎるからだ。
今回(こんかい)は時間(じかん)がないので、次(つぎ)のきっかけに訪(おとず)れようと思(おも)う。
問30:
深刻(しんこく)
彼(かれ)は動物(どうぶつ)に対(たい)して深刻(しんこく)な愛情(あいじょう)を持(も)っている。
家族(かぞく)との時間(じかん)を深刻(しんこく)に過(す)ごしている。
彼(かれ)は深刻(しんこく)悩(なや)みをかかえているようだ。
テストが近(ちか)いので、深刻(しんこく)に勉強(べんきょう)した。
問31:
続出(ぞくしゅつ)
満員(まんいん)電車(でんしゃ)から乗客(じょうきゃく)が続出(ぞくしゅつ)してきた。
暑(あつ)さのせいで気分(きぶん)が悪(わる)くなる人(ひと)が続出(ぞくしゅつ)した。
最近(さいきん)は、天気(てんき)の悪(わる)い日(ひ)が続出(ぞくしゅつ)している。
薬(くすり)で治(なお)ったと思(おも)っていた風邪(かぜ)が続出(ぞくしゅつ)した。
問32:
外見(がいけん)
人(ひと)を外見(がいけん)で判断(はんだん)するのはよくないことだ。
窓(まど)の外見(がいけん)をペンキで白(しろ)く塗(ぬ)った。
月(つき)の外見(がいけん)はでこぼこしている。
母(はは)は怒(おこ)っている外見(がいけん)だった。



問題 7

  次の文の(  )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問33:
このレストランは、客(きゃく)の予算(よさん)(  )いくつかのコースを用意(ようい)してくれる。
に比(くら)べて
に先(さき)立(た)って
に応(おう)じて
に向(む)けて
問34:
学校(がっこう)に来(く)る(  )財布(さいふ)を忘(わす)れたのに気(き)づいた。
とちゅうで
ついでに
なかで
うちに
問35:
踏切(ふみきり)事故(じこ)のために、2時間(じかん)(  )、電車(でんしゃ)がストップしました。
につき
につれ
にわたり
にともない
問36:
一回(いっかい)失敗(しっぱい)したくらいで、(  )そこまで悪(わる)く言(い)わなくてもいいだろう。
なにを
なにが
なにも
なにで
問37:
田中(たなか)選手(せんしゅ)は前大会(ぜんたいかい)に続(つづ)いて、今大会(こんたいかい)でも優勝(ゆうしょう)を果(は)たした。彼(かれ)の今後(こんご)の活躍(かつやく)に周囲(しゅうい)の期待(きたい)は高(たか)まる(  )。
中心(ちゅうしん)だ
事情(じじょう)だ
原因(げんいん)だ
一方(いっぽう)だ
問38:
これだけ景気(けいき)が悪(わる)いのに、税金(ぜいきん)を上(あ)げようとするのは、わたしたち国民(こくみん)には理解(りかい)(  )。
しすぎる
しがたい
しかねない
しがちだ
問39:
(メールで) 田中(たなか)です。先日(せんじつ)お話(はなし)があったスピーチの件(けん)なんですが、ぜひわたしに(  )。
やっていただけないでしょうか。
やらせていただけないでしょうか
やってもよろしいでしょうか
やらせてもよろしいでしょうか
問40:
山下(やました)「田中君(たなかくん)、きみ、また大阪(おおさか)に出張(しゅっちょう)なんだって?」  田中(たなか)「ええ、そうなんですよ。ついこの前(まえ)も出張(しゅっちょう)に(  )なんですけどねえ。」
行(い)かれたまま
行(い)かされたまま
行(い)かれたばかり
行(い)かされたばかり
問41:
仕事(しごと)の合間(あいま)にときどき遠(とお)くを見(み)る(  )、目(め)が疲(つか)れにくくなった。
ようにしたところに
ようにしたところ
までになったところに
までになったところ
問42:
人間(にんげん)の脳(のう)に関(かん)する研究(けんきゅう)で明(あき)らかになったことはまだほんの一部(いちぶ)(  )、その研究(けんきゅう)は着実(ちゃくじつ)に進(すす)んできた。
にすぎないとすると
にかかわらないとすると
にすぎないとはいえ
にかかわらないとはいえ
問43:
会議(かいぎ)の目的(もくてき)は新商品(しんしょうひん)のアイディアを自由(じゆう)に出(だ)し合(あ)う(  )が、結局(けっきょく)、上司(じょうし)に意見(いけん)が優先(ゆうせん)されて終(お)わった。
ことにあったはずだ
ことにあったためだ
のにあったはずだ
のにあったためだ
問44:
残業(ざんぎょう)が続(つづ)いて体(からだ)を壊(こわ)したときに、自分(じぶん)の人生(じんせい)は(  )と思(おも)って、転職(てんしょく)を決(き)めた。
このままならいいのではないか
このままがいいのではないか
このままよりいいのだろうか
このままでいいのだろうか



問題 8

  次の文の ★ に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
問45:
A「先週(せんしゅう)の授業(じゅぎょう)、どこまで進(すす)んだ?」  B「3課(か)の文法(ぶんぽう)の練習(れんしゅう)問題(もんだい)を ___   ___   ★  ___ 終(お)わったよ。」
で
解(と)いた
ところ
まで
問46:
ひとくちに___  ★   ___  ___ 材料(ざいりょう)はさまざまだ。
それぞれの店(みせ)
といっても
によって
カレーライス
問47:
田中(たなか)さんはいつも___   ___   ★  ___ 自分(じぶん)では何(なに)もしない。
文句(もんく)を言(い)う
ばかりで
人(ひと)の
やることに
問48:
ジョン「この『りかい』という言葉(ことば)はどういう意味(いみ)ですか。」  あり「ああ、確(たし)か『わかる』 ___  ★   ___  ___ んですけど。」 
意味(いみ)だった
という
ような
と思(おも)う
問49:
毎年(まいとし)、合格者(ごうかくしゃ)の80パーセントが___   ___   ★  ___ この試験(しけん)に合格(ごうかく)するのは簡単(かんたん)ではないだろう。
実務経験(じつむけいけん)者(しゃ)という
わたしが
ことからすると
未経験者(みけいけんしゃ)の



問題 9

  次の文章を読んで、文全体の内容を考えて、[50]から[54]の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
 テレビや雑誌(ざっし)では、よく「血液型(けつえきがた)性格(せいかく)判断(はんだん)」が取(と)り上(あ)げられます。これは、血液型(けつえきがた)によって性格(せいかく)が決(き)まっている、言(い)い換(か)えれば、血液型(けつえきがた)がわかれば大体(だいたい)の性格(せいかく)もわかるという [50] です。
 その血液型(けつえきがた)性格(せいかく)判断(はんだん)によると、人(ひと)の性格(せいかく)は、A型(がた)、B型(がた)、O型(がた)、AB型(がた)の血液型(けつえきがた)ごとに決(き)まっているのだそうです。しかし、この世界(せかい)には何十億(なんじゅうおく)人(ひと)もの人(ひと)が [51-a]、人(ひと)の性格(せいかく)をたった4種類(しゅるい)に分類(ぶんるい)することが [51-b]。
 血液型(けつえきがた)が親(おや)から子(こ)へ遺伝(いでん)によって、4種類(しゅるい)のうち、どの型(がた)になるかが決(き)まります。つまり、[52-a] は生(う)まれてから死(し)ぬまで、変(か)わることはほぼありません。一方(いっぽう)、[52-b] はどうでしょうか。[52-c] に関(かん)して言(い)えば、子供(こども)のときは我慢(がまん)が苦手(にがて)だった子(こ)が、成長(せいちょう)とともに我慢(がまん)できるようになるといったことも少(すく)なくないでしょう。
 また、ある調査(ちょうさ)によると、自分(じぶん)の血液型(けつえきがた)がどんな性格(せいかく)かということを聞(き)いて、知(し)らないうちに自分(じぶん)の性格(せいかく)がその性格(せいかく)に近(ちか)づいてしまっているということもあるそうです。「私(わたし)はA型(がた)だから、こういう性格(せいかく)なんだ」という思(おも)い込(こ)みで、性格(せいかく)が作(つく)られている可能性(かのうせい)も否定(ひてい)できないというのです。[53]、性格(せいかく)と血液型(けつえきがた)に関係(かんけい)はあると言(い)えるかもしれませんが、それは血液型(けつえきがた)が性格(せいかく)が決(き)まるということではありません。
 こう考(かんが)えると、やはり、血液型(けつえきがた)によって性格(せいかく)があった4種類(しゅるい)に分(わ)けられるとは[54]。

問50:
[50]
点(てん)
もの
場合(ばあい)
結果(けっか)
問51:
[51]
a いるわけですから / b できたのではないかと考(かんが)えます
a いるわけですから / b できるのかと疑問(ぎもん)に思(おも)います
a いるからこそ / b 疑問(ぎもん)に思(おも)われなかったのです
a いるからこそ / b できなかったのだと考(かんが)えられます
問52:
[52]
a 性格(せいかく) / b 血液型(けつえきがた) / c 血液型(けつえきがた)
a 性格(せいかく) / b 血液型(けつえきがた) / c 性格(せいかく)
a 血液型(けつえきがた) / b 性格(せいかく) / c 性格(せいかく)
a 血液型(けつえきがた) / b 性格(せいかく) / c 血液型(けつえきがた)
問53:
[53]
それが本当(ほんとう)ならば
それと比(くら)べても
そうあるべきなので
それが前提(ぜんてい)でなかったら
問54:
[54]
言(い)われてこなかったのです
言(い)われていないのでしょう
言(い)えないことはないのです
言(い)えないのではないでしょうか



問題 10

  次の(1)から(5)の文章を 読んで、後の問いに対する答えとして 最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。 


(1)

 人間(にんげん)の心理(しんり)にはハロー(後光(ごこう))効果(こうか)といって、最初(さいしょ)に受(う)けた印象(いんしょう)を強(つよ)めていく傾向(けいこう)があります。例(たと)えばお会(あ)いした時(とき)に清潔(せいけつ)な印象(いんしょう)をうけると、その人(ひと)の部屋(へや)が本当(ほんとう)は汚(きたな)かったとしても 「部屋(へや)はいつもきれいに片付(かたづ)いているに違(ちが)いない。人間(にんげん)関係(かんけい)もきっとさわやかでしょう」などと、こちらが勝手(かって)にその人(ひと)のよいイメージを重(かさ)ねていきます。
 反対(はんたい)にだらしない印象(いんしょう)を受(う)けると、部屋(へや)の中(なか)をピカピカにしていても 「家(いえ)の中(なか)も汚(きたな)いだろう」と悪(わる)い印象(いんしょう)を重(かさ)ねてしまうようです。
 (岩下(いわした)宣子(のりこ) 「実践(じっせん) マナー塾(じゅく)」 2009年(ねん)4月(がつ)18日付(ひづけ) 日本(にほん)経済(けいざい)新聞(しんぶん)による)

問55:
筆者(ひっしゃ)はハロー効果(こうか)をどのように説明(せつめい)しているか。
新(あたら)しいイメージを次々(つぎつぎ)に重(かさ)ねてことで、最初(さいしょ)の印象(いんしょう)は次第(しだい)に変化(へんか)していく。
初対面(しょたいめん)のときに受(う)けて印象(いんしょう)は、その後(あと)に持(も)つイメージに影響(えいきょう)を与(あた)えていく。
だれとでも良(よ)い関係(かんけい)を築(きず)いておけば、初対面(しょたいめん)の人(ひと)にも良(よ)いイメージを与(あた)えられる。
最初(さいしょ)に悪(わる)い印象(いんしょう)を与(あた)えてしまっても、その後(あと)の付(つ)き合(あ)いでイメージは変(か)えられる。


(2)

 木(き)を植(う)えることはいいことだ。われわれは無条件(むじょうけん)にそう考(かんが)えがちだ。
 でも、乾燥(かんそう)地帯(ちたい)に木(き)を植(う)えれば、少(すこ)ししかない木(き)が吸(す)い取(と)られる。
 悪(わる)くすると地下水(ちかすい)が枯(か)れ、川(かわ)の流量(りゅうりょう)も減(へ)る。
 よく考(かんが)えてみれば、当(あ)たり前(まえ)のことだろう。しかし、森林(しんりん)の役割(やくわり)を重視(じゅうし)するあまり、自然(しぜん)の循環(じゅんかん)を忘(わす)れた 「植林(しょくりん)神話(しんわ)」 が世界(せかい)に広(ひろ)がっているそうだ。
 (伊藤(いとう)智章(ともあき) 「窓(まど)」 2008年(ねん)2月(がつ)20日付(ひづけ) 朝日(あさひ)新聞(しんぶん)夕刊(ゆうかん)による)

問56:
「植林(しょくりん)神話(しんわ)」とはどのようなものか。
乾燥(かんそう)地帯(ちたい)の地下水(ちかすい)を増(ふ)やすには、環境(かんきょう)に適(てき)した木(き)を植(う)える必要(ひつよう)があると考(かんが)えること
自然界(しぜんかい)の水(みず)の循環(じゅんかん)を考慮(こうりょ)して、場所(ばしょ)を選(えら)んで木(き)を植(う)えたほうがいいと考(かんが)えること
自然界(しぜんかい)における森林(しんりん)の役割(やくわり)を注目(ちゅうもく)し、木(き)を植(う)えるのはいいことだと考(かんが)えること
乾燥(かんそう)地帯(ちたい)での森林(しんりん)の役割(やくわり)を見直(みなお)して、木(き)をどんどん植(う)えるようと考(かんが)えること


(3)

 2010年(ねん)6月(がつ)28日(にち)
 販売店(はんばいてん)各位(かくい)
 西東(さいとう)薬品(やくひん)株式(かぶしき)会社(かいしゃ)
 販売(はんばい)部長(ぶちょう) 南(みなみ) 五郎(ごろう)
 アンケート実施(じっし)についてのお願(ねが)い
 拝啓(はいけい)
 いつもお世話(せわ)になっております。
 昨年(さくねん)夏(なつ)に販売(はんばい)を開始(かいし)いたしました商品(しょうひん)「エネルギーZ」は、おかげさまで順調(じゅんちょう)に売(う)り上(あ)げを伸(の)ばしてまいりました。来月(らいげつ)、本製品(ほんせいひん)販売(はんばい)1周年(しゅうねん)を迎(むか)えるにあたり、製品(せいひん)の使用(しよう)効果(こうか)、値段(ねだん)などについてお客様(きゃくさま)のご感謝(かんしゃ)やご希望(きぼう)をうかがいたくアンケートを実施(じっし)することにいたしました。
 つきましては、本製品(ほんせいひん)をお買(か)い上(あ)げのお客様(きゃくさま)へのアンケート用紙(ようし)の配付(はいふ)およびご協力(きょうりょく)の呼(よ)びかけをお願(ねが)いいたします。
 販売店(はんばいてん)のみんなさまにはご面倒(めんどう)をおかけいたしますが、よろしくお願(ねが)い申(もう)し上(あ)げます。
 敬具(けいぐ)

問57:
ご協力(きょうりょく)とあるが、だれが何(なに)に協力(きょうりょく)するのか。
販売店(はんばいてん)が、この製品(せいひん)の売(う)り上(あ)げをさらに伸(の)ばすことに協力(きょうりょく)する。
販売店(はんばいてん)が、お客様(きゃくさま)にアンケート用紙(ようし)を渡(わた)すことに協力(きょうりょく)する。
この製品(せいひん)を買(か)った人(ひと)が、それを他(ほか)の人(ひと)にすすめることに協力(きょうりょく)する。
この製品(せいひん)を買(か)った人(ひと)が、アンケートに答(こた)えることに協力(きょうりょく)する。


(4)

 国際(こくさい)宇宙(うちゅう)ステーションは、地球(ちきゅう)からやく400km 離(はな)れたところを回(まわ)る巨大(きょだい)な有人(ゆうじん)実験(じっけん)施設(しせつ)である。宇宙(うちゅう)では、地球(ちきゅう)から運(はこ)ばれる水(みず)はコップ1杯(ぱい)30~40万円(まんえん)に相当(そうとう)するほど高価(こうか)なものとなるが、2008年(ねん)に、ステーションで使用(しよう)した水(みず)をリサイクルする装置(そうち)が設置(せっち)された。再生(さいせい)された水(みず)は飲料水(いんりょうすい)や実験(じっけん)のほか、酸素(さんそ)を作(つく)り出(だ)すのにも使(つか)われる。
 いずれ装置(そうち)が完全(かんぜん)に機能(きのう)すれば、地球(ちきゅう)から新(あら)たに水(みず)を運(はこ)ぶことも不要(ふよう)になる。

問58:
再生(さいせい)装置(そうち)が完全(かんぜん)に機能(きのう)すると、国際(こくさい)宇宙(うちゅう)ステーションで使(つか)われる水(みず)はどうなると述(の)べているか。
実験(じっけん)や酸素(さんそ)を作(つく)るときには地球(ちきゅう)から運(はこ)ばれた水(みず)が使用(しよう)される。
使用後(しようご)の水(みず)はリサイクルされ、再生(さいせい)装置(そうち)からすべて供給(きょうきゅう)される。
飲料水(いんりょうすい)は地球(ちきゅう)からの水(みず)を使用(しよう)し、ほかは再生(さいせい)装置(そうち)から供給(きょうきゅう)される。
地球(ちきゅう)から運(はこ)ばれる水(みず)と再生(さいせい)装置(そうち)で作(つく)られた水(みず)の両方(りょうほう)が使用(しよう)される。


(5)

 ほめるという行為(こうい)は、本来(ほんらい)、自然(しぜん)な気持(きも)ちのあらわれです。「ほめる教育(きょういく)」におけるほめるという行為(こうい)は、この点(てん)において異(こと)なります。自然(しぜん)な気持(きも)ちのあらわれなどではなく、ほかのねらいをもった (注(ちゅう)) きわめて意図的(いとてき)な行為(こうい)です。
 (中略(ちゅうりゃく)) 「ほめる教育(きょういく)」の場合(ばあい)には、ほめることそのものは本来(ほんらい)の目的(もくてき)ではないのです。本来(ほんらい)の目的(もくてき)は、ほめることを通(とお)して相手(あいて)に影響(えいきょう)を与(あた)えることです。相手(あいて)の心(こころ)と行動(こうどう)に影響(えいきょう)を与(あた)え、やる気(き)を出(だ)させたり、自信(じしん)をもたせたり、伸(の)びていくようにする―。つまり、こちらが望(のぞ)んでいるような方向(ほうこう)へ向(む)かわせることがねらいなのです。
 (伊藤(いとう)進(すすむ) 『ほめるな』 による)


(注(ちゅう))きわめて:非常(ひじょう)な
問59:
「ほめる教育(きょういく)」におけるほめるという行為(こうい)はどのようなものか。
相手(あいて)を伸(の)ばしたいという目的(もくてき)を持(も)った行為(こうい)である。
相手(あいて)自身(じしん)が望(のぞ)む方向(ほうこう)へ向(む)かうようにする行為(こうい)である。
相手(あいて)に自分(じぶん)が感(かん)じたことをそのまま伝(つた)える行為(こうい)である。
相手(あいて)に自然(しぜん)な気持(きも)ちを表現(ひょうげん)させようとする行為(こうい)である。



問題 11

  つぎの(1)から(3)の文章を 読んで、後の問いに対する答えとして 最もよいものを1・2・3・4から一つ えらびください。 


(1)

 ①会話(かいわ)の技術(ぎじゅつ)は、運転(うんてん)技術(ぎじゅつ)とよく似(に)ています。ボーッと運転(うんてん)をしていると、事故(じこ)を起(お)こしかねません。例(たと)えば、数人(すうにん)で楽(たの)しく盛(も)り上(あ)がっているときに、いきなり入(はい)ってきて、自分(じぶん)の話(はなし)を始(はじ)める人(ひと)がいます。あれは、高速道路(こうそくどうろ)に加速(かそく)しないで進入(しんにゅう)してくる車(くるま)のようなもので、本人(ほんにん)は気(き)づかなくても、入(はい)った途端(とたん)にクラッシュ(注(ちゅう)1) して入(はい)るのです。
 グループに加(くわ)わりたいときは、まず黙(だま)って話(はなし)を聞(き)くことです。②うなずきながらエンジンを温(あたた)め、他(ほか)の車(くるま)と速度(そくど)同(おな)じくして会話(かいわ)を加(くわ)わると、流(なが)れにうまく乗(の)ることができます。
 そのうえで、自分(じぶん)の話(はなし)ばかりしないように注意(ちゅうい)すること。人(ひと)は誰(だれ)でも、自分(じぶん)の話(はなし)をしたがっているのですから。会話(かいわ)は、ボールゲームのようなものです。サッカーでもバスケットボールでも、ひとりでボールを独占(どくせん)していたら、次(つぎ)からは遊(あそ)んでもらえなくなります。
 みんなで話(はな)しているとき、自分(じぶん)がどれだけ話(はなし)をしたのか、常(つね)に意識(いしき)していることも必要(ひつよう)です。特(とく)に、大勢(おおぜい)で話(はな)しているときは、発言(はつげん)しないひとにより多(おお)くの意識(いしき)を配(くば)ってください。おとなしい人(ひと)は無視(むし)されがちですが、同(おな)じ場(ば)にいることに敬意(けいい)を払(はら)って、その人(ひと)にも(注(ちゅう)2)話(はなし)を振(ふ)らないと。
 つくづく思(おも)いますけれど、会話(かいわ)ほど、個人(こじん)のレベル差(さ)が大(おお)きいものはありません。充実(じゅうじつ)した会話(かいわ)をしたいのであれば、それなりの準備(じゅんび)や練習(れんしゅう)は必要(ひつよう)なのです。私(わたし)は練習(れんしゅう)することで得(え)るものは大(おお)きいと思(おも)いますよ。その中(なか)に、人生(じんせい)を変(か)える出会(であ)いや幸運(こううん)が(注(ちゅう)3) 潜(ひそ)んでいるのではないでしょうか。
 (斎藤(さいとう)孝(たかし) 「できる人(ひと)」 の極意(ごくい)!によよる)


(注(ちゅう)1) クラッシュする:衝突(しょうとつ)事故(じこ)を起(お)こす
(注(ちゅう)2) 話(はなし)を振(ふ)る: 話(はな)す機会(きかい)を与(あた)える
(注(ちゅう)3) 潜(ひそ)んでいる: 隠(かく)れている
問60:
①会話(かいわ)の技術(ぎじゅつ)は、運転(うんてん)技術(ぎじゅつ)とよく似(に)ていますとあるが、この文章(ぶんしょう)ではどんなところが似(に)ていると述(の)べているか。
運転(うんてん)で他(ほか)の車(くるま)に注意(ちゅうい)が払(はら)える人(ひと)は会話(かいわ)でも他者(たしゃ)に敬意(けいい)が払(はら)えるところ
会話(かいわ)も車(くるま)の運転(うんてん)も技術(ぎじゅつ)が高(たか)ければ仲間(なかま)と楽(たの)しい時間(じかん)を過(す)ごせるところ
会話(かいわ)も車(くるま)の運転(うんてん)のように他者(たしゃ)とペースを合(あ)わせることが求(もと)められるところ
車(くるま)の運転(うんてん)で事故(じこ)を起(お)こさない人(ひと)は会話(かいわ)も同(おな)じように慎重(しんちょう)に進(すす)められるところ
問61:
②うまずきながらエンジンを温(あたた)めとあるが、ここではどういうことか。
人(ひと)の話(はなし)に軽(かる)く返事(へんじ)をしながら車(くるま)のエンジンを温(あたた)めること
自分(じぶん)の話(はなし)を聞(き)いてもらいながらグループの話(はなし)も聞(き)くこと
まずは人(ひと)の話(はなし)を聞(き)きながら会話(かいわ)に加(くわ)わる準備(じゅんび)をすること
静(しず)かに自分(じぶん)の話(はな)しをしながら次(つぎ)の話題(わだい)に移(うつ)るのを持(も)つこと
問62:
みんなで会話(かいわ)をしているときには、どのような注意(ちゅうい)が必要(ひつよう)だと述(の)べているか。
自分(じぶん)の発言(はつげん)量(りょう)を意識(いしき)しながら、おとなしい人(ひと)にも話(はな)してもらうようにすること
発言(はつげん)が少(すく)ない人(ひと)やおとなしい人(ひと)の話(はなし)をよく聞(き)き、それに答(こた)えるようにすること
たぶん発言(はつげん)しない人(ひと)も、みんなの話(はなし)をよく聞(き)いて会話(かいわ)に参加(さんか)するようにすること
おとなしい人(ひと)も、大勢(おおぜい)で話(はな)すときは意識(いしき)して他(ほか)の人(ひと)に話(はな)しかけるようにすること


(2)

 2000年(ねん)から2001年(ねん)にかけて、全国紙(ぜんこくし)として有名(ゆうめい)な新聞(しんぶん)が、基本(きほん)の活字(かつじ)少(すこ)し大(おお)きなものに変(か)えました。地方紙(ちほうし)も同(おな)じだったと思(おも)います。高齢者(こうれいしゃ)人口(じんこう)の増加(ぞうか)が原因(げんいん)でしょうが、新聞(しんぶん)を読(よ)む人(ひと)の総数(そうすう)の中(なか)で、(注(ちゅう)1) 老眼鏡(ろうがんきょう)を必要(ひつよう)とする人(ひと)の割合(わりあい)が増(ふ)えたからです。
 新聞(しんぶん)だって「お客様(きゃくさま)は神様(かみさま)」でしょうから、その「神様(かみさま)」のニーズに沿(そ)って紙面(しめん)を変(か)えるとことは、とうぜんのことです。その案内(あんない)の記事(きじ)では、これまでの活字(かつじ)と新(あたら)しい活字(かつじ)を比較(ひかく)して、いかに見(み)やすくなったかがしめされていて、わかりやすく納得(なっとく)できるものでした。そして、各社(かくしゃ)ほとんど同(おな)じことを書(か)いていたと思(おも)いますが、紙面(しめん)の大(おお)きさは変(か)えないわけだから、「文字(ぶんじ)が大(おお)きくなった分(ぶん)、文字(ぶんじ)数(すう)を減(へ)らさねばかりません。そこで、記事(きじ)は(注(ちゅう)2) 要点(ようてん)をおさえ簡略化(かんりゃくか)して適切化(てきせつか)をはかる(注(ちゅう)3)」というような説明(せつめい)になっていました。なるほどと思(おも)う一方(いっぽう)、①これまではそうでなかったのかなとも思(おも)いました。
 大(おお)きな活字(かつじ)の本(ほん)も出(で)まわるようになってきました。とくに辞書(じしょ)は同(おな)じ内容(ないよう)で同(おな)じデザインで大(おお)きな(注(ちゅう)4)版(はん)のものが出(で)て、老眼鏡(ろうがんきょう)なしでも利用(りよう)できるとありがたがられています。ただサイズが大(おお)きくなった分(ぶん)、大(おお)きく重(おも)いという欠点(けってん)もありましが、その快適(かいてき)さに換(か)えられないという人(ひと)には②問題(もんだい)になりません。
 (光野(みつの)有次(ゆうじ) 『みんなでつくるバリアフリー』による)


(注(ちゅう)1) 老眼鏡(ろうがんきょう): 年(とし)をとって近(ちか)くが見(み)えにくくなった人(ひと)のための眼鏡(めがね)
(注(ちゅう)2)要点(ようてん)をおさえる: 要点(ようてん)をつかむ
(注(ちゅう)3)適切化(てきせつか)をはかる: 適切(てきせつ)になるようにする
(注(ちゅう)4)版(はん): ここでは、サイズ
問63:
新聞(しんぶん)の文字(ぶんじ)が大(おお)きくなった理由(りゆう)は何(なに)か。
文字(ぶんじ)を大(おお)きくすることで要点(ようてん)がわかりやすくなること
小(ちい)さい文字(ぶんじ)が読(よ)みにくい高齢(こうれい)の読者(どくしゃ)が多(おお)くなったこと
紙面(しめん)に余裕(よゆう)ができるように記事(きじ)の表現(ひょうげん)を簡略化(かんりゃくか)したこと
高齢者(こうれいしゃ)から情報(じょうほう)を絞(しぼ)ったほうがよいという意見(いけん)があったこと
問64:
①これまではそうではなかったとは、どういう意味(いみ)か。
以前(いぜん)の紙面(しめん)は活字(かつじ)の大(おお)きさを内容(ないよう)ほど重視(じゅうし)していなかった。
以前(いぜん)の紙面(しめん)は高齢(こうれい)の読者(どくしゃ)のニーズに十分(じゅうぶん)にこたえていなかった。
以前(いぜん)の紙面(しめん)は重要(じゅうよう)な情報(じょうほう)が簡潔(かんけつ)にまとめて書(か)かれていなかった。
以前(いぜん)の紙面(しめん)は読者(どくしゃ)が納得(なっとく)できるほど詳(くわ)しく説明(せつめい)していなかった。
問65:
②問題(もんだい)になりませんとあるが、何(なに)が問題(もんだい)にならないのか。
本(ほん)を軽(かる)くするために活字(かつじ)が小(ちい)さくなったこと
老眼鏡(ろうがんきょう)を持(も)っていないと少(すこ)し読(よ)みにくいこと
活字(かつじ)が大(おお)きくなって情報(じょうほう)が少(すこ)しだけ減(へ)ったこと
文字(ぶんじ)が拡大(かくだい)されて辞書(じしょ)が以前(いぜん)より重(おも)くなったこと


(3)

 転職(てんしょく)を考(かんが)えることがときどきある。とはいっても、①それほど本気(ほんき)ではない。ただ、もし別(べつ)の仕事(しごと)を選(えら)んでいたら、自分(じぶん)はどんな人生(じんせい)だったのかを想像(そうぞう)してしまう。想像(そうぞう)するだけでもけっこう楽(たの)しい。今(いま)の仕事(しごと)に大(おお)きな不満(ふまん)はないが、そうかといって格別(かくべつ)面白(おもしろ)いというわけでもない。もしこの仕事(しごと)をしてみたら、自分(じぶん)はもっと充実(じゅうじつ)するのかも、とついつい考(かんが)えてしまうのだ。
 まあ、隣(となり)の芝生(しばふ)はよく見(み)えると言(い)われてしまえばそれまでだが、自分(じぶん)にピッタリの洋服(ようふく)がなかなかないように、(注(ちゅう)1) 誰(だれ)しも自分(じぶん)だけの仕事(しごと)を探(さが)しているのだろう。洋服(ようふく)を試着(しちゃく)できるが、仕事(しごと)に関(かん)しては、試(ため)しにちょっと、というわけにはいかない。もっとも多少(たしょう)働(はたら)いたとしても、仕事(しごと)の本質(ほんしつ)はわからないだろうが。
 昔(むかし)に比(くら)べれば、われわれの職業(しょくぎょう)選択(せんたく)の幅(はば)ははるかに拡(ひろ)がっている。だけど…… これが②自分(じぶん)の仕事(しごと)だと(注(ちゅう)2) 胸(むね)を張(は)って言(い)える人(ひと)は意外(いがい)と少(すく)ないのではないだろうか。
 才能(さいのう)があれば、と思(おも)う人(ひと)がいるかもしれない。子供(こども)の頃(ころ)に憧(あこが)れていた野球(やきゅう)選手(せんしゅ)とか、大学(だいがく)時代(じだい)に憧(あこが)れた映画(えいが)監督(かんとく)になっていたら、たしかに楽(たの)しいだろう。でも、現在(げんざい)、私(わたし)が思(おも)うのは、そんな憧(あこが)れの世界(せかい)ではない。たとえ平凡(へいぼん)な才能(さいのう)でも、自分(じぶん)にピッタリの仕事(しごと)を探(さが)せればよいと思(おも)っている。誰(だれ)しも、自由(じゆう)な職業選択(しょくぎょうせんたく)における自分(じぶん)だけの(注(ちゅう)3) ”必然(ひつぜん)” を求(もと)めているのではないだろうか。
 (梅崎(うめざき)修(おさむ) 『マンガに教(おそ)わる仕事(しごと)学(がく)』 による)


(注(ちゅう)1) 誰(だれ)しも: だれでも
(注(ちゅう)2) 胸(むね)を張(は)って: 自信(じしん)を持(も)って
(注(ちゅう)3) 必然(ひつぜん): そうなって当然(とうぜん)のこと
問66:
①それほど本気(ほんき)ではない理由(りゆう)として、本文(ほんぶん)から考(かんが)えられることはどれか。
いまの仕事(しごと)が嫌(いや)なわけではないこと
いまから転職(てんしょく)をするのは難(むずか)しいこと
いまの仕事(しごと)がとても充実(じゅうじつ)していること
いままで別(べつ)の仕事(しごと)をしたことがないこと
問67:
②自分(じぶん)の仕事(しごと)とはどのような仕事(しごと)か。
特別(とくべつ)な才能(さいのう)が必要(ひつよう)な仕事(しごと)
他人(たにん)がうらやましがる仕事(しごと)
自分(じぶん)に最(もっと)も合(あ)っている仕事(しごと)
子供(こども)の頃(ころ)から憧(あこが)れていた仕事(しごと)
問68:
この文章(ぶんしょう)で筆者(ひっしゃ)が言(い)いたいことは何(なに)か。
職業(しょくぎょう)の選択(せんたく)が自由(じゆう)になり、昔(むかし)よりも自分(じぶん)に合(あ)った仕事(しごと)を探(さが)しやすくなった。
自由(じゆう)に仕事(しごと)を選(えら)べるので、仕事(しごと)の本質(ほんしつ)を理解(りかい)したいと考(かんが)える人(ひと)が増(ふ)えている。
自由(じゆう)に仕事(しごと)を選(えら)べる環境(かんきょう)で、誰(だれ)もが自分(じぶん)に適(てき)した仕事(しごと)をしたいと考(かんが)えている。
職業(しょくぎょう)の選手(せんしゅ)の幅(はば)が拡(ひろ)がったため、いまではだれでも自由(じゆう)に転職(てんしょく)できるようになった。



問題 12

  次のAとBの文章を読んで、後ろの問いに対する答えを最もよいものを一つ 選びなさい。
 A
 社内(しゃない)にばかりいると、ビジネスマンとして(注(ちゅう)1)人脈(じんみゃく)も広(ひろ)がらない。そこで、セミナーや勉強会(べんきょうかい)、講演会(こうえんかい)などに出(で)かけて自己(じこ)を磨(みが)いている人(ひと)も多(おお)いはずだ。しかし意外(いがい)と、あまりメモもとらず、「聞(き)きっぱなし」という人(ひと)も多(おお)いのではないだろうか。
 話(はなし)を聞(き)いているときは「なるほどなあ」と思(おも)っていても、それを的確(てきかく)にメモしてなければ、あとになって「あの話(はなし)はなんだったっけ」ということになる。人間(にんげん)は忘(わす)れやすい動物(どうぶつ)なのだ。
 では、こういうときのメモはどうすればいいか?
 基本的(きほんてき)なことは、話(はな)しの内容(ないよう)はいちいちすべてメモしまい、ということである。(注(ちゅう)2)漫然(まんぜん)と聞(き)いて、話(はな)したことをすべてメモしていたら、(注(ちゅう)3)核心(かくしん)が見(み)えなくなる。そこで、自分(じぶん)の仕事(しごと)やライフスタイルに関係(かんけい)すること、本当(ほんとう)に興味(きょうみ)のあることしかメモしないのでる。
 (坂戸(さかど)健司(けんじ) 『メモの技術(ぎじゅつ)』 みよる)
 B
 昔(むかし)、ある大学者(だいがくしゃ)が、尋(たず)ねてきた(注(ちゅう)4)同郷(どうきょう)の後輩(こうはい)の大学生(だいがくせい)に、一字(いちじ)一句(いっく)教授(きょうじゅ)のことばをノートにとるのは(注(ちゅう)5)愚(ぐ)だと訓(おし)えた。いまどきの大学(だいがく)で、ノートをとっている学生(がくせい)はいないけれども、戦前(せんぜん)の講義(こうぎ)といえば、一字一句(いちじいっく)ノートするのは常識(じょうしき)であった。教授(きょうじゅ)も、筆記(ひっき)に(注(ちゅう)6)便(べん)なように、一字一句(いちじいっく)、ゆっくり話(はな)したものだ。
 その大学者(だいがくしゃ)はそういう時代(じだい)に、全部(ぜんぶ)ノートするのは結局(けっきょく)頭(あたま)によく入(はい)らないという点(てん)に気付(きづ)いていたらしい。大事(だいじ)な数字(すうじ)のほかは、ごく要点(ようてん)だけをノートに記入(きにゅう)する。その方(ほう)がずっとよく印象(いんしょう)に残(のこ)るというのである。
 字(じ)を書(か)いていると、そちらに気(き)をとられて、(注(ちゅう)7)内容(ないよう)がおるすになりやすい。
 (外山滋比古(とやましげひこ) 『思考(しこう)の生理学(せいりがく)』 による)


(注(ちゅう)1) 人脈(じんみゃく): 人(ひと)のつながり
(注(ちゅう)2) 漫然(まんぜん)と: あまり注意(ちゅうい)しないで、なんとなく
(注(ちゅう)3) 核心(かくしん): 一番(いちばん)大切(たいせつ)な部分(ぶぶん)
(注(ちゅう)4) 同郷(どうきょう)の: 同(おな)じ出身地(しゅっしんち)の
(注(ちゅう)5) 愚(ぐ)だ: ばかだ
(注(ちゅう)6) 便(べん)なように: 便利(べんり)なように
(注(ちゅう)7) 内容(ないよう)がおるすになりやすい: 内容(ないよう)に注意(ちゅうい)が向(む)かなくなりやすい。
問69:
Aは、なぜメモをとることを確(たし)かめているのか。
話(はなし)の内容(ないよう)を忘(わす)れないようにするため
話(はなし)の内容(ないよう)に集中(しゅうちゅう)できるようにするため
話(はなし)の内容(ないよう)に興味(きょうみ)が持(も)てるようにするため
話(はなし)の内容(ないよう)を聞(き)き落(お)とさないようにするため
問70:
AとBで共通(きょうつう)して述(の)べられていることは何(なに)か。
メモやノートに話(はなし)の内容(ないよう)のすべては書(か)かないほうがよい。
聞(き)いたことをすべてメモやノートに書(か)くと記憶(きおく)に残(のこ)りやすい。
印象(いんしょう)に残(のこ)ったころだけを後(あと)でメモやノートにまとめるとよい。
メモやノートを的確(てきかく)にとれば、話(はなし)に関心(かんしん)が持(も)てるようになる。



問題 13

  次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から 一つ 選びなさい。
 下(した)の文章(ぶんしょう)は、ある人物(じんぶつ)が自分(じぶん)の人生(じんせい)に影響(えいきょう)を与(あた)えた言葉(ことば)について説明(せつめい)したものである。
 ( ① )
 この言葉(ことば)は私(わたし)のオリジナルです。この考(かんが)え方(かた)にたどり着(つ)いたのは38歳(さい)のときですが、その頃(ころ)から努力(どりょく)することにたいして抵抗感(ていこうかん)がなくなり、とても生(い)きやすくなりました。
 私(わたし)たちはなぜか、中学(ちゅうがく)、高校生(こうこうせい)の頃(ころ)に、「努力(どりょく)する姿(すがた)」を人(ひと)に見(み)せることをやめてしまいます。試験(しけん)前(まえ)の(注(ちゅう)1) ガリ勉(べん)や運動会(うんどうかい)前(まえ)の徒競走(ときょうそう)の(注(ちゅう)2)猛練習(もうれんしゅう)などが、人(ひと)に知(し)られると気恥(きは)ずかしくなってしまうのです。
 その心境(しんきょう)は複雑(ふくざつ)です。まず結果(けっか)が出(で)なかったとき、「あいつ、あれだけやってだめだった」とバカにされるのを恐(おそ)れます。結果(けっか)が出(で)ても「あれだけ準備(じゅんび)すれば当然(とうぜん)だ」と評価(ひょうか)が下(さ)がるのを恐(おそ)れます。他者(たしゃ)の評価(ひょうか)を気(き)にし始(はじ)めると、いずれにせよ努力(どりょく)を(注(ちゅう)3)隠(かく)すに越(こ)したことはないわけだ。
 それは社会(しゃかい)人(じん)になっても同(おな)じです。得意(とくい)技(わざ)について「よほど努力(どりょく)しているのでしょうね」と褒(ほ)められても、「たいしたことはしていません」と②自分(じぶん)の努力(どりょく)をわざわざ否定(ひてい)してしまったりするわけです。
 しかし、この「謙遜(けんそん)して努力(どりょく)を隠(かく)す対応(たいおう)」はとても危険(きけん)です。なぜなら、努力(どりょく)しなくていいことへの言(い)い訳(わけ)になる一方(いっぽう)で、努力(どりょく)を「かっこう悪(わる)い」とする無意識(むいしき)の(注(ちゅう)4)バリアになりかねないためです。
 もちろん、努力(どりょく)すれば、すべてがなんとかなるわけではありませんが、努力(どりょく)なしでは何(なに)も始(はじ)まりません。そのためには「努力(どりょく)」という言葉(ことば)を生活(せいかつ)に積極的(せっきょくてき)に取(と)り入(い)れ、そのプロセスを楽(たの)しむ仕組(しく)みをつくらなければなりません。
 そして、努力(どりょく)を客観視(きゃっかんし)するための測定(そくてい)方法(ほうほう)が「時間(じかん)」なのです。
 努力(どりょく)をする、しないはあくまで主観(しゅかん)ですが、その分量(ぶんりょう)を時間(じかん)換算(かんさん)する仕組(しく)みを取(と)り入(い)れれば、自分(じぶん)がどこまで努力(どりょく)をしたのか、分(わ)かりやすく管理(かんり)できるようになり、(注(ちゅう)5)堂々(どうどう)と「〇〇については何年間(なんねんかん)やってきた」と言(い)えます。
 例(たと)えば、私(わたし)はよく「文章(ぶんしょう)を書(か)くのが速(はや)い」と言(い)われますが、その場合(ばあい)にこう返(かえ)すのです。「大学(だいがく)卒業(そつぎょう)から16年間(ねんかん)、独立(どくりつ)するまで、文章(ぶんしょう)で(注(ちゅう)6)顧客(こきゃく)にリポートを作(つく)る仕事(しごと)でしたから速(はや)くないと困(こま)ります」と。
 努力(どりょく)を時間(じかん)で測定(そくてい)すれば、時間(じかん)が有限(ゆうげん)だからこそ、何(なに)を努力(どりょく)するのか自分(じぶん)で考(かんが)え、決(き)めなければいけません。そうすれば、結果(けっか)はあとからついてくる、という気持(きも)ちになれる魔法(まほう)の言葉(ことば)なのです。
 (勝間(かつま)和代(かずよ)「勝間(かつま)和代(かずよ)の人生(じんせい)を変(か)えるコトバ」2009年(ねん)4月(がつ)11日付(ひづけ)朝日(あさひ)新聞(しんぶん)による)


(注(ちゅう)1) ガリ勉(べん): 成績(せいせき)を上(あ)げるために勉強(べんきょう)ばかりする様子(ようす)
(注(ちゅう)2) 猛練習(もうれんしゅう): 一生懸命(いっしょうけんめい)練習(れんしゅう)すること
(注(ちゅう)3) 隠(かく)すに越(こ)したことはない: 隠(かく)したほうがいい
(注(ちゅう)4) バリア: 障害(しょうがい)となるもの
(注(ちゅう)5) 堂々(どうどう)と: 自信(じしん)のある様子(ようす)で
(注(ちゅう)6) 顧客(こきゃく): 大切(たいせつ)な客(きゃく)
問71:
( ① )には、筆者(ひっしゃ)の人生(じんせい)に影響(えいきょう)を与(あた)えた言葉(ことば)が入(はい)る。それはどれか。
努力(どりょく)する姿(すがた)は、隠(かく)すことに価値(かち)がある
努力(どりょく)すれば、他人(たにん)からの評価(ひょうか)は変(か)わる
努力(どりょく)は、かけた時間(じかん)によって測定(そくてい)できる
努力(どりょく)すれば、時間(じかん)管理(かんり)も上手(じょうず)になる
問72:
②自分(じぶん)の努力(どりょく)をわざわざ否定(ひてい)してしまったりするのはなぜだと筆者(ひっしゃ)は述(の)べているか。
努力(どりょく)していると感(かん)じるのは自分(じぶん)の主観(しゅかん)であり、他(ほか)の人(ひと)に理解(りかい)できないから
自分(じぶん)の努力(どりょく)の結果(けっか)に対(たい)し、他人(たにん)にいろいろ言(い)われたり思(おも)われたりしたくないから
他(ほか)の人(ひと)に比(くら)べると自分(じぶん)の努力(どりょく)は不十分(ふじゅうぶん)で、もっと努力(どりょく)が必要(ひつよう)だと思(おも)っているから。
自分(じぶん)の努力(どりょく)している姿(すがた)を見(み)せると、他人(たにん)から謙虚(けんきょ)な人(ひと)だと思(おも)ってもらえないから
問73:
筆者(ひっしゃ)は「努力(どりょく)」についてどのように述(の)べているか。
努力(どりょく)は主観的(しゅかんてき)なものなので、どこまで努力(どりょく)するか自分(じぶん)で決(き)めればよい。
社会(しゃかい)人(じん)になったら、努力(どりょく)している姿(すがた)は他人(たにん)にあまり見(み)せないほうがよい。
よい結果(けっか)を出(だ)すためには他人(たにん)に自分(じぶん)の努力(どりょく)している姿(すがた)を見(み)せることが大切(たいせつ)だ。
何(なに)をどれだけ努力(どりょく)したかを確認(かくにん)しながら、努力(どりょく)自体(じたい)を楽(たの)しむことが大切(たいせつ)だ。



問題 14

次は、河山市で開かれる市民セミナーの案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ 選びなさい。 
問74:
この市民(しみん)セミナーを受講(じゅこう)できるのは次(つぎ)のうちのだれか。
市外(しがい)から河山(かわやま)市(し)の大学(だいがく)に通学(つうがく)している21歳(さい)の女性(じょせい)
河山(かわやま)市(し)のスーパーに勤務(きんむ)している35歳(さい)の男性(だんせい)
河山(かわやま)市外(しがい)の自宅(じたく)で学習塾(がくしゅうじゅく)を開(ひら)いている46歳(さい)の女性(じょせい)
河山市(かわやまし)役所(やくしょ)の市民課(しみんか)に勤(つと)めている53歳(さい)の男性(だんせい)
問75:
このセミナーの申(もう)し込(こ)みについて、正(ただ)しいものはどれか。
定員(ていいん)は20名(めい)なので早(はや)く申(もう)し込(こ)む必要(ひつよう)がある。
市(し)役所(やくしょ)で申(もう)し込(こ)む場合(ばあい)は、水曜日(すいようび)の決(き)められた時間(じかん)に行(い)く。
はがきで申(もう)し込(こ)む場合(ばあい)は、1枚(まい)で何人(なんにん)でも申(もう)し込(こ)むことができる。
ホームページから申(もう)し込(こ)む場合(ばあい)は、申(もう)し込(こ)めない時間(じかん)がある。

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受講料 無料
定員 20名
応募者多数の場合は抽選になります。結果ははがきでお知らせします。
日程 平成22年10月1日 ~ 10月29日  毎週金曜日 全5回 19:00 ~ 23:30
会場 河山市市民センター  第一会議室  (河山市上町 3-5-2)
申し込み方法 ① 市役所市民課窓口  受付時間:水曜日を除く  9:00~17:00
②はがき
  ・「市民セミナーIII 参加希望」と明記の上、住所、氏名、年齢、電話番後を記入して、申し込み締め切り日必着で、下記まで送りください。
  ・はがき1枚につき1名のみ受付可能です。
①~③ のいずらかの方法でお申し込みください。   〒432-0001
  河山市本町1-1-1 河山市役所市民課 市民セミナー係
③市役所ホームページ (http://www.city.kawayama.lg.jp/)
  ・市民セミナーのページからお申し込みください。
  ・毎日午前 2:00~5:00 はホームページの点検作業のため申し込めません。
申し込み締め切り 平成22年9月17日 (金)
昨年度セミナー受講者の声
●講師の指導が具体的で分かりやすかった。
●コミュニケーションの具体的なとり方の例を聞くことができて大変有意義だった。
●自分の話し方が客観的にわかり、今まで気がつかなかった自分のくせを意識するようになった。