問題 1

  ____の 言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問01:
私( わたし ) は少( すこ ) し怖( こわ ) いと思( おも ) いました。
つらい きつい ゆるい こわい
問02:
この食品( しょくひん ) は冷蔵庫( れいぞうこ ) で保存( ほぞん ) してください。
れいとうこ
れいぞうこう
れいぞうこ
れいとうこう
問03:
今年( ことし ) の支出( ししゅつ ) は総額( そうがく ) で約( やく ) 5,300万円( まんえん ) だった。
こうがく
そうがく
そうかく
こうかく
問04:
まだ湿( しめ ) っているから、もう少( すこ ) し待( ま ) ちましょう。
こおって
にごって
しめって
たまって
問05:
応募者( おうぼしゃ ) に抽選( ちゅうせん ) でプレゼントが当( あ ) たります。
ちゅうせん
ちゅうぜん
つうせん
つうぜん



問題 2

  ____の 言葉を漢字で書くとき、最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問06:
この国( くに ) にはまだゆたかな自然( しぜん ) が残( のこ ) されている。
恵か 富か 豊か 満か
問07:
このセミナーの目標( もくひょう ) は、「自分( じぶん ) で考( かんが ) える力( りょく ) 」をやしなうことです。
得う 築う 育う 養う
問08:
ガラスのはへんを踏( ふ ) まないように気( き ) をつけてください。
破片 被片 破辺 被辺
問09:
工場( こうじょう ) の入( い ) り口( ぐち ) には夜間( やかん ) でもけいびの人( ひと ) がいる。
警秘 警備 係備 係秘
問10:
時間( じかん ) がないので、詳( くわ ) しい説明( せつめい ) ははぶきます。
略きます
除きます
省きます
抜きます



問題 3

  (   )に 入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問11:
正月( しょうがつ ) もスキー(  )は、人( ひと ) でいっぱいだ。
所 場 区 地
問12:
(  )学期( がっき ) から新( あたら ) しいプログラムが始( はじ ) まる。
明 近 瞬 来
問13:
この高校( こうこう ) は進学( しんがく ) (  )が非常( ひじょう ) に高( たか ) く、ほとんどの生徒( せいと ) が大学( だいがく ) に進( すす ) む。
量 値 率 割
問14:
大臣( だいじん ) の下( した ) に二人( ふたり ) の(  )大臣( だいじん ) がいるのが一般的( いっぱんてき ) です。
捕 助 次 副
問15:
スポーツテストの結果( けっか ) を学年( がくねん ) (  )に見( み ) ると、一年( いちねん ) 生( せい ) だけが昨年( さくねん ) を上回( うわまわ ) っていた。
別 境 段 節



問題 4

  (   )に 入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問16:
昨日( きのう ) の試合( しあい ) では実力( じつりょく ) を(  )できず、一試合目( いちしあいめ ) で負( ま ) けてしまった。
表現( ひょうげん )
明示( めいじ )
公開( こうかい )
発揮( はっき )
問17:
料理本( りょうりほん ) を見( み ) ながら、自分( じぶん ) の好( この ) みに合( あ ) うように味付( あじつ ) けを(  )する。
コメント
デザイン
アレンジ
ケア
問18:
あの人( ひと ) が描( えが ) く絵( え ) には、ほかの人( ひと ) の絵( え ) にはない(  )の雰囲気( ふんいき ) がある。
専属( せんぞく )
独特( どくとく )
限定( げんてい )
孤立( こりつ )
問19:
父( ちち ) は、どんなに忙( いそが ) しいときでも、朝( あさ ) の運動( うんどう ) を(  )。
空( あ ) けない
離( はな ) さない
奪( うば ) わない
欠( か ) かさない
問20:
クイズの答( こた ) えが分( わ ) からなくて(  )答( こた ) えたのに、正解( せいかい ) だった。
でたらめに
わがままに
ぎざぎざに
ごちゃごちゃに
問21:
昨夜( さくや ) はこの冬( ふゆ ) でいちばんの寒( さむ ) さとなり、最低( さいてい ) 気温( きおん ) はマイナス20度( ど ) に(  )。
減( へ ) った
達( たっ ) した
通( つう ) じた
沈( しず ) んだ
問22:
来月( らいげつ ) の結婚式( けっこんしき ) に向( む ) けて準備( じゅんび ) が(  )進( すす ) んでいる。
着々( ちゃくちゃく ) と
慎重( しんちょう ) に
いちいち
ぐんぐん



問題 5

  ____に意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問23:
車( くるま ) にボールを当( あ ) てて、しかられた。
ぶつけて
隠( かく ) して
落( お ) として
詰( つ ) めて
問24:
その作家( さっか ) はあわれな人生( じんせい ) を送( おく ) った。
退屈( たいくつ ) な
おかしな
かわいそうな
不安( ふあん ) な
問25:
当分( とうぶん ) は使( つか ) わない予定( よてい ) です。
これから
全部( ぜんぶ )
今回( こんかい )
しばらく
問26:
留学( りゅうがく ) の話( はなし ) が一転( いってん ) した。
急( きゅう ) に止( と ) まった
すっかり変( か ) わった
少( すこ ) し進( すす ) んだ
とうとう許( ゆる ) された
問27:
テストの前日( ぜんじつ ) になってじたばたしてもしかたない。
慌( あわ ) てても
心配( しんぱい ) しても
緊張( きんちょう ) しても
悩( なや ) んでも



問題 6

  次の言葉の使い方として最もよいものを。1・2・3・4から一つ選びなさい。
問28:
役目( やくめ )
次( つぎ ) の公演( こうえん ) で、私( わたし ) は医者( いしゃ ) の役目( やくめ ) を演( えん ) じる。
健康( けんこう ) のために、毎朝( まいあさ ) 散歩( さんぽ ) することが役目( やくめ ) になっている。
池田( いけだ ) さんが今日( きょう ) の掃除( そうじ ) の役目( やくめ ) だ。
部下( ぶか ) に仕事( しごと ) を教( おし ) えるのは課長( かちょう ) の役目( やくめ ) の一( ひと ) つだ。
問29:
最寄( もよ ) り
最寄( もよ ) りの店( みせ ) では、歩( ある ) いて30分( ぷん ) だ。
彼女( かのじょ ) は私( わたし ) の最寄( もよ ) りの友達( ともだち ) だ。
最寄( もよ ) りの試験( しけん ) は来月( らいげつ ) にある。
電車( でんしゃ ) の中( なか ) で最寄( もよ ) りの人( ひと ) に足( あし ) を踏( ふ ) まれた。
問30:
解約( かいやく )
大臣( だいじん ) は内容( ないよう ) に誤( あやま ) りがあったと述( の ) べ、昨日( きのう ) の発言( はつげん ) を解約( かいやく ) した。
1年( ねん ) の留学( りゅうがく ) を終( お ) えて国( くに ) へ帰( かえ ) るので、銀行( ぎんこう ) の口座( こうざ ) を解約( かいやく ) した。
やむをえない理由( りゆう ) により、A社( しゃ ) との面会( めんかい ) を解約( かいやく ) した。
あの会社( かいしゃ ) は今年( ことし ) は赤字( あかじ ) を解約( かいやく ) することができた。
問31:
演説( えんぜつ )
卒業生代表( そつぎょうせいだいひょう ) の森( もり ) さんは卒業式( そつぎょうしき ) での演説( えんぜつ ) で、先生方( せんせいかた ) への感謝( かんしゃ ) の気持( きも ) ちを述( の ) べた。
首相( しゅしょう ) は昨日( きのう ) の国会( こっかい ) での演説( えんぜつ ) で、経済対策( けいざいたいさく ) を最優先( さいゆうせん ) するとの決意( けつい ) を述( の ) べた。
決勝進出( けっしょうしんしゅつ ) が決( き ) まった中島( なかしま ) 選手( せんしゅ ) は試合後( しあいご ) の演説( えんぜつ ) で、必( かなら ) ず優勝( ゆうしょう ) すると述( の ) べた。
A社( しゃ ) の社長( しゃちょう ) は記者会見( きしゃかいけん ) の演説( えんぜつ ) で、今後( こんご ) の事業( じぎょう ) 方針( ほうしん ) について述( の ) べた。
問32:
きっぱり
めがねをかけると、遠( とお ) くの物( もの ) もきっぱり見( み ) えるようになる。
このラーメンはもう何度( なんど ) も食( た ) べたので、きっぱり飽( あ ) きてしまった。
鈴木( すずき ) さんは石川( いしかわ ) さんからのデートの誘( さそ ) いをきっぱり断( ことわ ) った。
むかしのことはなかなかきっぱり思( おも ) い出( だ ) せない。



問題 7

  次の文の(  )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
問33:
昨日( きのう ) 泊( と ) まったホテルの部屋( へや ) は、シングルルーム(  )広( ひろ ) がった。
ばかりか
をとわず
にしては
かというと
問34:
「店( みせ ) の前( まえ ) で」 客( きゃく ) 「すみません、開店( かいてん ) はまだですか。」 店員( てんいん ) 「(  )開店( かいてん ) いたしますので、もう少々( しょうしょう ) お待( ま ) ちください。
いまにも
まもなく
ほとんど
いつのまに
問35:
北山( きたやま ) には、初心者( しょしんしゃ ) でも楽( たの ) しめるハイキングコースや上級者( じょうきゅうしゃ ) (  )コースなど、いくつかの登山( とざん ) コースがあります。
ほどの
向( む ) けの
きりの
どおりの
問36:
昨日( きのう ) 、高熱( こうねつ ) が出( で ) たので病院( びょういん ) に行( い ) った(  )、インフルエンザと診断( しんだん ) された。
場合( ばあい )
以上( いじょう )
ことに
ところ
問37:
散歩( さんぽ ) が大好( だいす ) きなうちの犬( いぬ ) が、今日( きょう ) は散歩( さんぽ ) に(  )。具合( ぐあい ) でも悪( わる ) いのだろうか。
行( い ) きたがらなかった
行( い ) かなければよかった
行( い ) ってほしくなかった
行( い ) きたくなかった
問38:
市長( しちょう ) は、記者会見( きしゃかいけん ) で「高速( こうそく ) 道路( どうろ ) 建設( けんせつ ) に反対( はんたい ) している市民( しみん ) も少( すく ) なくないのだから、市長( しちょう ) として、そのことを無視( むし ) して建設( けんせつ ) 計画( けいかく ) を(  )。」と述( の ) べた。
進( すす ) めそうにない
進( すす ) めてもかまわない
進( すす ) めずにはいられない
進( すす ) めるわけにはいかない
問39:
「スピーチで」 「本日( ほんじつ ) は弊社( へいしゃ ) 創立( そうりつ ) 50周年( しゅうねん ) 記念( きねん ) パーティーにお越( こ ) しくださりありがとうございます。社長( しゃちょう ) の小林( こばやし ) でございます。社( しゃ ) を代表( だいひょう ) して、私( わたし ) から一言( いちごん ) ごあいさつ(  )。」
されます
うかがいます
申( もう ) し上( あ ) げます
おっしゃいます
問40:
そのバッグは、どこにでもあるような物( もの ) なのに、人気( にんき ) 歌手( かしゅ ) が愛用( あいよう ) している(  )、1万個( まんこ ) も売( う ) れたそうだ。
とすること
というだけ
とすることを
というだけで
問41:
ホテルのフロント係( かかり ) として働( はたら ) き始( はじ ) めたころは、「どんなに忙( いそが ) しくてもお客様( きゃくさま ) には疲( つか ) れた顔( かお ) を(  )。」と先輩( せんぱい ) によく注意( ちゅうい ) された。
見( み ) せないために
見( み ) えないこと
見( み ) せないように
見( み ) えないもの
問42:
母( はは ) 「たかし、寝( ね ) る前( まえ ) に必( かなら ) ず明日( あした ) の準備( じゅんび ) を(  )。朝( あさ ) 、慌( あわ ) てて準備( じゅんび ) すると絶対( ぜったい ) 忘( わす ) れ物( もの ) するから。」 たかし「大丈夫( だいじょうぶ ) 、もう終( お ) わってるよ。」
してあるんだよ
しておきなさいよ
してあるんじゃないの
しておいたの
問43:
X社( しゃ ) に入社( にゅうしゃ ) すると、新入社員( しんにゅうしゃいん ) は、まず電話( でんわ ) の応対( おうたい ) の練習( れんしゅう ) を2週間( しゅうかん ) (  )。
させられるそうだ
させるつもりだ
させられたままだ
させているところだ
問44:
田中( たなか ) 「次回( じかい ) の勉強会( べんきょうかい ) のテーマは何( なに ) にしましょうか。」 山下( やました ) 「私( わたし ) は消費者心理( しょうひしゃしんり ) に興味( きょうみ ) があります。」 石川( いしかわ ) 「それも面白( おもしろ ) そうですが、私( わたし ) はアンケートの分析( ぶんせき ) 方法( ほうほう ) を(  )。」
取( と ) り上( あ ) げようとするでしょうか
取( と ) り上( あ ) げるようになるでしょうか
取( と ) り上( あ ) げたいのだろうと思( おも ) います
取( と ) り上( あ ) げてみてはどうかと思( おも ) います



問題 8

  次の文の ★ に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
問45:
どんなスポーツでも、日々( ひび ) の練習( れんしゅう ) が ___  ★   ___  ___ 行( おこな ) うと時間( じかん ) をかけてもなかなか上達( じょうたつ ) しない。
もちろんだが
欠( か ) かせないのは
上達( じょうたつ ) に
間違( まちが ) った方法( ほうほう ) で
問46:
姉( あね ) は歌手( かしゅ ) の赤川( あかかわ ) ケイの大( おお ) ファンで、彼女( かのじょ ) の ___   ___   ★  ___ 知( し ) りたいと言( い ) っている。
ことなら
小( ちい ) さな
ことでも
どんなに
問47:
明日( あした ) の夕方( ゆうがた ) が締( し ) め切( き ) るのレポートがまだ終( お ) わっていない。明日( あした ) は一日中( いちにちちゅう ) 授業( じゅぎょう ) があって時間( じかん ) がとれないで、今晩( こんばん )  ___   ___   ★  ___ いけない。
終( お ) わらせて
徹夜( てつや ) して
しまわないと
でも
問48:
田中( たなか ) さんは ___   ___   ★  ___ 、冬( ふゆ ) はいつもみんなを大量( たいりょう ) に買( か ) うそうだ。
食( た ) べ出( だ ) すと
一度( いちど )
みかんが好( す ) きらしく
止( と ) まらないほど
問49:
私( わたし ) は、中学生( ちゅうがくせい ) になったころから ___   ___   ★  ___ 医者( いしゃ ) になろうと決( き ) めていた。
将来( しょうらい )
医学( いがく ) に興味( きょうみ ) を持( も ) ち始( はじ ) め
高校( こうこう ) に入( はい ) ったときには
次第( しだい ) に



問題 9

  次の文章を読んで、文全体の内容を考えて、[50]から[54]の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
 道路( どうろ ) のひみつ
 仕事( しごと ) 、買( か ) い物( もの ) 、遊( あそ ) びに行( い ) くとき、誰( だれ ) でも必( かなら ) ずお世話( せわ ) になるものがある。[50]だ。当( あ ) たり前( まえ ) のように存在( そんざい ) し、多( おお ) くの人( ひと ) に利用( りよう ) されているが、様々( さまざま ) な工夫( くふう ) がされていることはあまり知( し ) られていない。
 例( たと ) えば、高速( こうそく ) 道路( どうろ ) や大( おお ) きな道路( どうろ ) の多( おお ) くで雨水( あめみず ) が道路上( どうろじょう ) にたまりにくい設計( せっけい ) になっていることは[51]。道路( どうろ ) 表面( ひょうめん ) に小( ちい ) さな無数( むすう ) が穴( あな ) があり、水( みず ) が舗装( ほそう ) の下( した ) に抜( ぬ ) けるという仕組( しく ) みだ。高速道路( こうそくどうろ ) で雨( あめ ) の日( ひ ) に事故( じこ ) が多( おお ) かった地点( ちてん ) も、この舗装( ほそう ) にした後( あと ) 、雨( あめ ) の日( ひ ) の事故( じこ ) が約( やく ) 80%減少( げんしょう ) したという。
 [52]、寒( さむ ) い地域( ちいき ) では雪( ゆき ) や水( みず ) が原因( げんいん ) でスリップ事故( じこ ) が多発( たはつ ) する。そのため、雪( ゆき ) や水( みず ) を砕( くだ ) く機能( きのう ) をもった道路( どうろ ) が開発( かいはつ ) されている。粒状( りゅうじょう ) のゴムなど、柔軟性( じゅうなんせい ) のある小( ちい ) さな素材( そざい ) を道路( どうろ ) に埋( う ) め込( こ ) み、車( くるま ) の重( おも ) みで道路( どうろ ) をわずかに変形( へんけい ) させて雪( ゆき ) や水( みず ) を砕( くだ ) く。カーブや坂道( さかみち ) などをそういう舗装( ほそう ) にすれば、道路( どうろ ) に雪( ゆき ) や水( みず ) が密着( みっちゃく ) するのを防( ふせ ) ぐことができ、スリップの危険性( きけんせい ) が減( へ ) る。
 道路表面( どうろひょうめん ) の温度( おんど ) を下( さ ) げる[53]。道路( どうろ ) は太陽( たいよう ) に熱( ねっ ) せられ、夏( なつ ) は特( とく ) に熱( あつ ) くなりやすい。そこで、太陽( たいよう ) 光線( こうせん ) の吸収( きゅうしゅう ) を防( ふせ ) ぐ物質( ぶっしつ ) を表面( ひょうめん ) に塗( ぬ ) ることで温度( おんど ) 上昇( じょうしょう ) を迎( むか ) えている。この舗装( ほそう ) により、道路( どうろ ) の温度( おんど ) は最大( さいだい ) 10度( ど ) 以上( いじょう ) も下( さ ) がる。人( ひと ) やペットが歩( ある ) く公園( こうえん ) や歩道( ほどう ) にぴったりだ。
 これら以外( いがい ) にも、様々( さまざま ) な機能( きのう ) の道路( どうろ ) が日々( ひび ) 開発( かいはつ ) され、利用( りよう ) されている。道路( どうろ ) の違( ちが ) いは見( み ) た目( め ) にはよくわからないかもしれない。しかし、人々( ひとびと ) がより安全( あんぜん ) で快適( かいてき ) に暮( く ) らせるよう、足元( あしもと ) で[54]。

問50:
[50]
道路( どうろ )
ある道路( どうろ )
その道路( どうろ )
こんな道路( どうろ )
問51:
[51]
ご存( ぞん ) じだ
ご存( ぞん ) じのようだ
ご存( ぞん ) じだろうか
ご存( ぞん ) じなのだろう
問52:
[52]
また
すると
こうして
したがって
問53:
[53]
工夫( くふう ) だと言( い ) える
工夫( くふう ) も考( かんが ) えられる
工夫( くふう ) だと思( おも ) われる
工夫( くふう ) も見( み ) られる
問54:
[54]
支( ささ ) えてくれているはずだった
支( ささ ) えてくれているわけだ
支( ささ ) えてくれているからだった
支( ささ ) えてくれているおかげだ



問題 10

  次の(1)から(5)の文章を 読んで、後の問いに対する答えとして 最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。 


(1)

 以下( いか ) は、ある旅行会社( りょこうかいしゃ ) に届( とど ) いたメールである。
 宛先( あてさき ) : t_kigawa@btbtravel.co.jp けんめい ) : ゼミ旅行( りょこう ) の見積書( みつもりしょ ) について (北山( きたやま ) 大学( だいがく ) )
 日時( にちじ ) : 2018年( ねん ) 6月( がつ ) 25日( にち )  11:30
 BTB旅行社( りょこうしゃ )  団体( だんたい ) ツアー担当( たんとう )
 木川( きかわ ) 友子( ともこ ) 様( さま )
 お世話( せわ ) になっております。北山( きたやま ) 大学( だいがく ) の大村( おおむら ) 光一( こういち ) です。
 せっかく見積書( みつもりしょ ) を作成( さくせい ) していただいたのですが、変更( へんこう ) をお願( ねが ) いしたい点( てん ) がございます。
 諸事情( しょじじょう ) により、8月( がつ ) 6日( むいか ) (月( げつ ) )に出発( しゅっぱつ ) することができなくなってしまったので、出発日( しゅっぱつび ) を8月( がつ ) 20日( にち ) (月( げつ ) )に変更( へんこう ) して、再度( さいど ) 見積書( みつもりしょ ) を作成( さくせい ) していただけないでしょうか。料金( りょうきん ) は今回( こんかい ) の見積書( みつもりしょ ) の金額( きんがく ) を超( こ ) えないようにお願( ねが ) いいたします。ホテルは変更( へんこう ) になってもかまいませんが、同( おな ) じ1泊( はく ) 2日( にち ) の日程( にってい ) でお願( ねが ) いいたします。
 どうぞよろしくお願( ねが ) いいたします。
 北山( きたやま ) 大学( だいがく )
 大村( おおむら ) 光一( こういち )

問55:
見積書( みつもりしょ ) について、このメールで依頼( いらい ) していることは何( なに ) か。
料金( りょうきん ) が上( あ ) がってもいいので、出発日( しゅっぱつび ) を変更( へんこう ) してほしい。
料金( りょうきん ) を上( あ ) げずに、出発日( しゅっぱつび ) を変更( へんこう ) してほしい。
宿泊先( しゅくはくさき ) は変( か ) わってもいいので、出発日( しゅっぱつび ) と日数( にっすう ) を変更( へんこう ) してほしい。
宿泊先( しゅくはくさき ) は変( か ) えずに、出発日( しゅっぱつび ) と日数( にっすう ) を変更( へんこう ) してほしい。


(2)

 他者( たしゃ ) に意志( いし ) を伝( つた ) えるとき、「高( たか ) さ」は相当( そうとう ) に大事( だいじ ) な要素( ようそ ) になる。学生( がくせい ) や聴衆( ちょうしゅう ) (注( ちゅう ) 1)より一段高( いちだんたか ) いところに立( た ) って話( はな ) す。するとビックリするほど場( ば ) の隅々( すみずみ ) まで見通( みとお ) せるのだが、聞( き ) き手( て ) からの反応( はんのう ) は鈍( にぶ ) くなる。意見( いけん ) を「申( もう ) し上( あ ) げる」体( たい ) (注( ちゅう ) 2)になるためか。一方( いっぽう ) で、平坦( へいたん ) な(注( ちゅう ) 3)ところから、即( すなわ ) ち同一( どういつ ) の目線( めせん ) で話( はな ) しかけると、活溌( かつはつ ) な意見( いけん ) 交換( こうかん ) が期待( きたい ) できる。ところが今度( こんど ) は全体( ぜんたい ) に目( め ) が配( くば ) れない(注( ちゅう ) 4)。


(注( ちゅう ) 1) 聴衆( ちょうしゅう ) : 話( はなし ) を聞( き ) く人( ひと ) たち
(注( ちゅう ) 2) ~体( たい ) : ~ような形( けい )
(注( ちゅう ) 3) 平坦( へいたん ) な: ここでは、同( おな ) じ高( たか ) さの
(注( ちゅう ) 4) 目( め ) を配( くば ) る: 注意( ちゅうい ) を向( む ) ける
問56:
話( はな ) すときの高( たか ) さについて、筆者( ひっしゃ ) の考( かんが ) えに合( あ ) うのはどれか。
高( たか ) い場所( ばしょ ) から話( はな ) すと、聞( き ) き手( て ) の反応( はんのう ) が見( み ) にくい。
高( たか ) い場所( ばしょ ) から話( はな ) すと、聞( き ) き手( て ) が反対意見( はんたいいけん ) を言( い ) いやすくなる。
同( おな ) じ高( たか ) さで話( はな ) すと、聞( き ) き手( て ) が反応( はんのう ) しにくい。
同( おな ) じ高( たか ) さで話( はな ) すと、聞( き ) き手( て ) が発言( はつげん ) しやすくなる。


(3)

 言( い ) うまでもなく(注( ちゅう ) 1)、深( ふか ) く思考( しこう ) した者( もの ) は競争( きょうそう ) 相手( あいて ) より有利( ゆうり ) な立場( たちば ) に立( た ) てる。しかし行動( こうどう ) を止( と ) めてまでして考( かんが ) えるのは避( さ ) けよう。行動( こうどう ) があなたの思考( しこう ) を止( と ) めることはない。むしろ思考( しこう ) を加速( かそく ) させ、改善( かいぜん ) させる効果( こうか ) があることを知( し ) ってほしい。
 行動( こうどう ) し、変化( へんか ) する状況( じょうきょう ) の中( なか ) で考( かんが ) えつづけることを実践( じっせん ) するのはかなり勇気( ゆうき ) が要( い ) るだろう。予期( よき ) しないことが起( お ) こるかもしれない。リスク(注( ちゅう ) 2)もある。しかし、そうすることで最速( さいそく ) の思考( しこう ) が生( う ) み出( だ ) されるのだ。


(注( ちゅう ) 1) 言( い ) うまでもなく: わざわざ言( い ) う必要( ひつよう ) もないが
(注( ちゅう ) 2) リスク: 危険( きけん )
問57:
筆者( ひっしゃ ) の考( かんが ) えに合( あ ) うのはどれか。
行動( こうどう ) を止( と ) めずに考( かんが ) えつづけることで、思考( しこう ) はより加速( かそく ) する。
行動( こうどう ) を止( と ) めて、深( ふか ) く思考( しこう ) することも必要( ひつよう ) だ。
変化( へんか ) する状況( じょうきょう ) の中( なか ) で、行動( こうどう ) を加速( かそく ) することが大切( たいせつ ) だ。
考( かんが ) えつづけていれば、さらに勇気( ゆうき ) を持( も ) てるようになる。


(4)

 以下( いか ) は、ある会社( かいしゃ ) の社内( しゃない ) 文書( ぶんしょ ) である。
 43192
 社員各位( しゃいんかくい )
 総務課長( そうむかちょう )
 定期健康診断( ていきけんこうしんだん ) について
 これまで定期健康診断( ていきけんこうしんだん ) は毎年( まいとし ) 9月( がつ ) にアラキ医療( いりょう ) センターで実施( じっし ) してきましたが、今年度( こんねんど ) より各自( かくじ ) で指定( してい ) の医療機関( いりょうきかん ) の中( なか ) から選( えら ) んで受診( じゅしん ) していただくことになりました。4月( がつ ) から翌年( よくねん ) 3月( がつ ) までの間( あいだ ) で受診日( じゅしんび ) を決( き ) め、直接( ちょくせつ ) 医療( いりょう ) 機関( きかん ) に予約( よやく ) を入( い ) れて受診( じゅしん ) するようにしてください。なお、検査( けんさ ) 項目( こうもく ) につきましては、これまで通( とお ) りです。
 指定( してい ) 機関( きかん ) と予約( よやく ) 方法( ほうほう ) の詳細( しょうさい ) は、後日( ごじつ ) お配( くば ) りする資料( しりょう ) でご確認( かくにん ) ください。
 どうぞよろしくお願( ねが ) いいたします。
 以上( いじょう )

問58:
この知( し ) らせによると、定期健康診断( ていきけんこうしんだん ) の受( う ) け方( かた ) はどのように変( か ) わったか。
アラキ医療( いりょう ) センターに各自( かくじ ) で予約( よやく ) を入( い ) れ、受診( じゅしん ) するようになった。
アラキ医療( いりょう ) センターで4月( がつ ) から翌年( よくねん ) 3月( がつ ) までの指定日( していび ) に受診( じゅしん ) するようになった。
各自( かくじ ) で医療機関( いりょうきかん ) と日( ひ ) を決( き ) めて予約( よやく ) し、受診( じゅしん ) するようになった。
各自( かくじ ) で医療機関( いりょうきかん ) と日( ひ ) と検査項目( けんさこうもく ) を決( き ) めて予約( よやく ) し、受診( じゅしん ) するようになった。


(5)

 成功例( せいこうれい ) にできるだけ忠実( ちゅうじつ ) に(注( ちゅう ) 1)従( したが ) って努力( どりょく ) すれば、やみくもに(注( ちゅう ) 2)努力( どりょく ) するよりも、成功( せいこう ) する確率( かくりつ ) はかなり高( たか ) い。もちろん、人( ひと ) の成功( せいこう ) を見( み ) て、それを全面的( ぜんめんてき ) に「真似( まね ) る」のは、アイデアを盗( ぬす ) んだとか、猿真似( さるまね ) をしたとかいわれて、非難( ひなん ) されても仕方( しかた ) がない。
 しかしながら、人( ひと ) のいいところを参考( さんこう ) にして、自分( じぶん ) なりの方法( ほうほう ) を工夫( くふう ) して努力( どりょく ) していくのは、まともな(注( ちゅう ) 3)人( ひと ) のすることである。そこには、単( たん ) に真似( まね ) るのではなく、先達( せんだつ ) (注( ちゅう ) 4)から「学( まな ) ぶ」という姿勢( しせい ) がある。


(注( ちゅう ) 1) 忠実( ちゅうじつ ) : ここでは、正確( せいかく ) に
(注( ちゅう ) 2) やみくもに: ここでは、何( なに ) も考( かんが ) えずに、ただ
(注( ちゅう ) 3) まともな: ここでは、常識( じょうしき ) のある
(注( ちゅう ) 4) 先達( せんだつ ) : 先輩( せんぱい )
問59:
筆者( ひっしゃ ) の考( かんが ) えに合( あ ) うのはどれか。
成功( せいこう ) を目指( めざ ) して何( なに ) も考( かんが ) えずに努力( どりょく ) することが大切( たいせつ ) だ。
人( ひと ) の成功例( せいこうれい ) は参考( さんこう ) にしないほうがいい。
人( ひと ) の真似( まね ) を続( つづ ) いていけば、必( かなら ) ず成功( せいこう ) できる。
人( ひと ) のいいところを見( み ) て工夫( くふう ) すれば、成功( せいこう ) につながる。



問題 11

  つぎの(1)から(3)の文章を 読んで、後の問いに対する答えとして 最もよいものを1・2・3・4から一つ えらびください。 


(1)

 大学( だいがく ) の先生( せんせい ) のイメージとは、一般的( いっぱんてき ) にはどのようなものだろうか。理系( りけい ) だと白衣( はくい ) を着( き ) て難( むずか ) しい話( はなし ) ばかりする人( ひと ) 、文系( ぶんけい ) だと研究室( けんきゅうしつ ) に閉( と ) じこもって(注( ちゅう ) 1)文学作品( ぶんがくさくひん ) を読( よ ) んでいる人( ひと ) 、という声( こえ ) が周囲( しゅうい ) から聞( き ) こえてきた。確( たし ) かにそれに近( ちか ) い人( ひと ) はいるのだが、もちろんそうではない人( ひと ) も多( おお ) い。これは政治家( せいじか ) 、警察官( けいさつかん ) 、医者( いしゃ ) などにも当( あ ) てはまることであり、私( わたし ) たちはどうしても先入観( せんにゅうかん ) (注( ちゅう ) 2)を持( も ) ってしまうため、それが誤解( ごかい ) を生( う ) む原因( げんいん ) になるのだ。
 誤解( ごかい ) は相手( あいて ) の先入観( せんにゅうかん ) だけではなく、自分( じぶん ) が原因( げんいん ) であることも多( おお ) い。その大( おお ) きなものが、話( はな ) す際( さい ) の省略( しょうりゃく ) である。時間( じかん ) がないときなど、どうしても内容( ないよう ) を一部( いちぶ ) 省略( しょうりゃく ) して報告( ほうこく ) する必要( ひつよう ) がでてくる。時間( じかん ) があっても全( すべ ) ての情報( じょうほう ) をきちんと伝( つた ) えるのは無理( むり ) であろう。そうなると相手( あいて ) は自分( じぶん ) の意図( いと ) とは異( こと ) なる形( かたち ) で補( おぎな ) うために誤解( ごかい ) につながっていくのだ。
 (中略( ちゅうりゃく ) )
 省略( しょうりゃく ) が多( おお ) くなるメールは特( とく ) に注意( ちゅうい ) が必要( ひつよう ) で、込( こ ) み入( はい ) った(注( ちゅう ) 3)内容( ないよう ) を伝( つた ) える場合( ばあい ) はできるだけ直接( ちょくせつ ) 会( あ ) った方( ほう ) がよい。会( あ ) うのは時間( じかん ) をとられて面倒( めんどう ) だと感( かん ) じるかもしれないが、そう方( ほう ) が結局( けっきょく ) 、問題( もんだい ) が早( はや ) く片付( かたづ ) くこともあるのだ。
 また、誤解( ごかい ) のプラスといえる面( めん ) にも気( き ) が付( つ ) いた。それは誤解( ごかい ) によって人々( ひとびと ) の考( かんが ) えに自然( しぜん ) に多様性( たようせい ) が生( う ) まれるということだ。様々( さまざま ) な意見( いけん ) があることは、健全( けんぜん ) な(注( ちゅう ) 4)社会( しゃかい ) のための重要( じゅうよう ) な要素( ようそ ) である。誤解( ごかい ) は一般的( いっぱんてき ) には悪者( わるもの ) 扱( あつか ) いであるが、多様性( たようせい ) をつくる仕掛( しか ) け(注( ちゅう ) 5)だと思( おも ) えば少( すこ ) し見方( みかた ) も変( か ) わってくるのではないだろうか。


(注( ちゅう ) 1) 閉( と ) じこもって: 入( はい ) ったまま
(注( ちゅう ) 2) 先入観( せんにゅうかん ) : 思( おも ) い込( こ ) み
(注( ちゅう ) 3) 込( こ ) み入( はい ) った: 複雑( ふくざつ ) な
(注( ちゅう ) 4) 健全( けんぜん ) な: 正常( せいじょう ) な
(注( ちゅう ) 5) 仕掛( しか ) け: 仕組( しく ) み
問60:
大学( だいがく ) の先生( せんせい ) の例( れい ) を挙( あ ) げて、筆者( ひっしゃ ) が述( の ) べていることは何( なに ) か。
職業( しょくぎょう ) の一般的( いっぱんてき ) なイメージは実態( じったい ) と合( あ ) っている。
周囲( しゅうい ) と違( ちが ) うイメージを持( も ) つと誤解( ごかい ) が生( う ) まれる。
思( おも ) い込( こ ) みから誤解( ごかい ) が生( う ) まれる。
誰( だれ ) でも誤解( ごかい ) をしてしまうことがある。
問61:
話( はな ) す際( さい ) の省略( しょうりゃく ) が誤解( ごかい ) を生( う ) むのはなぜか。
聞( き ) いた人( ひと ) の思( おも ) い込( こ ) みが強( つよ ) くなりすぎるから
聞( き ) いた人( ひと ) が省略( しょうりゃく ) された内容( ないよう ) を補( おぎな ) おうとしないから
聞( き ) いた人( ひと ) が省略( しょうりゃく ) された内容( ないよう ) があることに気( き ) が付( つ ) かないから
聞( き ) いた人( ひと ) が省略( しょうりゃく ) された内容( ないよう ) とは違( ちが ) うことを補( おぎな ) って理解( りかい ) するから
問62:
筆者( ひっしゃ ) によると、誤解( ごかい ) の良( よ ) い点( てん ) はどのようなことか。
いろいろな考( かんが ) えが生( う ) まれることになる。
自分( じぶん ) の考( かんが ) えの誤( あやま ) りに気付( きづ ) くことができる。
人( ひと ) に対( たい ) する間違( まちが ) った見方( みかた ) が変( か ) えられる。
多様( たよう ) な考( かんが ) えを自然( しぜん ) に受( う ) け入( い ) れられるようになる。


(2)

 昔( むかし ) の小中学生( しょうちゅうがくせい ) は、遠足( えんそく ) や修学( しゅうがく ) 旅行( りょこう ) のとき、車窓( しゃそう ) の風景( ふうけい ) を真剣( しんけん ) に眺( なが ) めていたものだ。見知( みし ) らぬ(注( ちゅう ) 1)土地( とち ) の風物( ふうぶつ ) (注( ちゅう ) 2)に、興味( きょうみ ) をかきたてられていた(注( ちゅう ) 3)のである。
 ところが、最近( さいきん ) の小中学生( しょうちゅうがくせい ) 、乗( の ) り物( もの ) の窓( まど ) の外( そと ) を眺( なが ) めようとはせず、バスの中( なか ) ではマイクをにぎって歌( うた ) に夢中( むちゅう ) になってうるらしい。あるいはクイズやゲームを楽( たの ) しんでいるという。そんな話( はなし ) を、諏訪( すわ ) に講演( こうえん ) に行( い ) ったとき、小学校( しょうがっこう ) の校長( こうちょう ) 先生( せんせい ) からうかがった。
 わたしは、それを「目的地( もくてきち ) 主義( しゅぎ ) 」と名付( なづ ) けようと思( おも ) う。最近( さいきん ) の人々( ひとびと ) の考( かんが ) えでは、旅( たび ) は目的地( もくてきち ) に着( つ ) いてからはじまる。目的地( もくてきち ) に到着( とうちゃく ) するまでの移動( いどう ) の時間( じかん ) は、どうも無駄( むだ ) な時間( じかん ) に感( かん ) じられている。それをなんとか工夫( くふう ) して楽( たの ) しくしようというのが、車内( しゃない ) におけるカラオケやゲームである。(中略( ちゅうりゃく ) )
 かつての旅( たび ) は、道中( どうちゅう ) が楽( たの ) しかった。弥次喜多( やじきた ) の東海道中( とうかいどうちゅう ) も、水戸( みと ) 黄門( こうもん ) の漫遊( まんゆう ) も(注( ちゅう ) 4)、むしろ道中( どうちゅう ) そのもの(注( ちゅう ) 5)に意義( いぎ ) があった。ところが、新幹線( しんかんせん ) や空( そら ) の旅( たび ) になると、旅( たび ) の途中( とちゅう ) は退屈( たいくつ ) に感( かん ) じられる。とくに空( そら ) の旅( たび ) は、途中( とちゅう ) はなんにもない。それで、私( わたし ) たちの旅( たび ) の知識( ちしき ) が、目的地主義( もくてきちしゅぎ ) になってしまったようだ。
 旅( たび ) の意識( いしき ) が変( か ) わるだけならまだいい。恐( おそ ) ろしいのは、わたしたちの人生( じんせい ) に対( たい ) する態度( たいど ) が、目的地主義( もくてきちしゅぎ ) になってはいないか……という心配( しんぱい ) である。人生( じんせい ) は「道中( どうちゅう ) 」が大事( だいじ ) だ。高校生( こうこうせい ) であれば、高校( こうこう ) の三年間( さんねんかん ) の毎日( まいにち ) を大切( たいせつ ) にせねばならない。目的地( もくてきち ) は大学( だいがく ) だから、大学( だいがく ) に入( はい ) ったから人生( じんせい ) をはじめるーーといった考( かんが ) え方( かた ) はおかしい。サラリーマンが、課長( かちょう ) や部長( ぶちょう ) を目的地( もくてきち ) にして、そこに至( いた ) る「道中( どうちゅう ) 」を軽視( けいし ) するなら、その人( ひと ) の人生( じんせい ) は寂( さび ) しいものだ。


(注( ちゅう ) 1) 見知( みし ) らぬ: 見( み ) たことがない
(注( ちゅう ) 2) 風物( ふうぶつ ) : 自然( しぜん ) の景色( けしき ) や人々( ひとびと ) の暮( く ) らしの様子( ようす )
(注( ちゅう ) 3) 興味( きょうみ ) をかきたてられる: ここでは、興味( きょうみ ) がわいてくる
(注( ちゅう ) 4) 弥次喜多( やじきた ) (やじきた)の東海道中( とうかいどうちゅう ) も、水戸黄門( みとこうもん ) (みとこうもん)の漫遊( まんゆう ) (まんゆう)も: 旅行( りょこう ) を題材( だいざい ) にした昔( むかし ) の二( ふた ) つの物語( ものがたり ) のどちらも
(注( ちゅう ) 5) そのもの: それ自体( じたい )
問63:
遠足( えんそく ) や修学旅行( しゅうがくりょこう ) の移動( いどう ) のときの小中学生( しょうちゅうがくせい ) の様子( ようす ) について、筆者( ひっしゃ ) はどのように述( の ) べているか。
昔( むかし ) も今( いま ) も、歌( うた ) やゲームを楽( たの ) しんでいる。
昔( むかし ) も今( いま ) も、窓( まど ) の外( そと ) の風景( ふうけい ) に興味( きょうみ ) を示( しめ ) す。
昔( むかし ) は歌( うた ) やゲームを楽( たの ) しんだが、今( いま ) は楽( たの ) しもうとしない。
昔( むかし ) は窓( まど ) の外( そと ) の風景( ふうけい ) に興味( きょうみ ) を持( も ) ったが、今( いま ) は興味( きょうみ ) を示( しめ ) さない。
問64:
「目的地( もくてきち ) 主義( しゅぎ ) 」とはどのようなことか。
旅( たび ) は早( はや ) く目的地( もくてきち ) に着( つ ) くことが大事( だいじ ) だと考( かんが ) える。
目的地( もくてきち ) に着( つ ) いてからの時間( じかん ) が旅( たび ) だと考( かんが ) える。
目的地( もくてきち ) に着( つ ) くまでの旅( たび ) の時間( じかん ) を楽( たの ) しもうと考( かんが ) える。
目的地( もくてきち ) を決( き ) めることから旅( たび ) ははじまると考( かんが ) える。
問65:
筆者( ひっしゃ ) が言( い ) いたいことは何( なに ) か。
人生( じんせい ) は目標( もくひょう ) に至( いた ) る過程( かてい ) を大切( たいせつ ) にしなければならない。
人生( じんせい ) は目標( もくひょう ) を達成( たっせい ) した後( あと ) に、どうするかが大事( だいじ ) だ。
人生( じんせい ) は目標( もくひょう ) を持( も ) たずに、今( いま ) ここで何( なに ) をするかが大事( だいじ ) だ。
人生( じんせい ) は目標( もくひょう ) を明確( めいかく ) に決( き ) めてしまうと寂( さび ) しいものになる。


(3)

 人工物( じんこうぶつ ) は人間( にんげん ) がある意図( いと ) のもとにつくり出( だ ) されたものであるのにも関( かか ) わらず、その社会( しゃかい ) に与( あた ) える影響( えいきょう ) は設計者( せっけいしゃ ) の予想( よそう ) を越( こ ) える場合( ばあい ) があり、人工物( じんこうぶつ ) が人間社会( にんげんしゃかい ) の舵( かじ ) とりを行( おこ ) なう(注( ちゅう ) 1)現象( げんしょう ) が起( お ) きている。たとえばコンピューターは「計算機( けいさんき ) 」という日本語( にほんご ) が示( しめ ) すように、当初( とうしょ ) は計算( けいさん ) を行( おこな ) う機器( きき ) として製作( せいさく ) されてきたが、現在( げんざい ) ではデータベース(注( ちゅう ) 2)やコミュニケーションなど、さまざまな用途( ようと ) に用( もち ) いられ、生活( せいかつ ) 環境( かんきょう ) を大( おお ) きく変( か ) えてきている。
 このように現代( げんだい ) における人工物( じんこうぶつ ) の大( おお ) きな影響力( えいきょうりょく ) を考慮( こうりょ ) する時( とき ) 、設計者( せっけいしゃ ) はこれまで以上( いじょう ) に人工物( じんこうぶつ ) のもつ社会( しゃかい ) 的( てき ) 意味( いみ ) を頭( あたま ) に入( い ) れ、積極的( せっきょくてき ) に設計者( せっけいしゃ ) の意図( いと ) を人工物( じんこうぶつ ) にもたせていことが必要( ひつよう ) だと思( おも ) われる。これからの科学( かがく ) 技術( ぎじゅつ ) 、そしてモノ作( つく ) りにとって何( なに ) より必要( ひつよう ) なのは、いったい、これからわたしたち一人( ひとり ) 一人( ひとり ) がどんな生活( せいかつ ) を送( おく ) り、どのような社会( しゃかい ) を作( つく ) り上( あ ) げたいのかというビジョン(世界観( せかいかん ) ・価値観( かちかん ) )であり、設計者( せっけいしゃ ) は常( つね ) にこのビジョンがどのようなものであるか考( かんが ) え、人工物( じんこうぶつ ) にその価値観( かちかん ) をもたせることが必要( ひつよう ) だと思( おも ) われる。
 しかし、設計( せっけい ) する人々( ひとびと ) は、一方( いっぽう ) では、自分( じぶん ) の考( かんが ) えとは別( べつ ) に社会( しゃかい ) の欲( ほっ ) する製品( せいひん ) を設計( せっけい ) することが要求( ようきゅう ) される。マーケットニーズのない製品( せいひん ) は売( う ) れないからである。こうした場合( ばあい ) に設計者( せっけいしゃ ) が自分( じぶん ) の価値観( かちかん ) をマーケットニーズといまく調和( ちょうわ ) させる(注( ちゅう ) 3)ために、設計者( せっけいしゃ ) の価値観( かちかん ) が購買者( こうばいしゃ ) (注( ちゅう ) 4)の価値観( かちかん ) とのなんらかの共通( きょうつう ) 性( せい ) をもつ必要( ひつよう ) がある。そのために設計者( せっけいしゃ ) は社会( しゃかい ) の状勢( じょうせい ) (注( ちゅう ) 4)をよく理解( りかい ) し、将来( しょうらい ) の社会( しゃかい ) についての予測( よそく ) をたて、人々( ひとびと ) の価値観( かちかん ) を調査( ちょうさ ) したうえで、設計者( せっけいしゃ ) としてのビジョンをもつことが求( もと ) められるだろう。


(注( ちゅう ) 1) 舵( かじ ) とりを行( おこ ) なう: 進( すす ) む方向( ほうこう ) を決( き ) める
(注( ちゅう ) 2) データベース: ある目的( もくてき ) に合( あ ) わせて集( あつ ) めた大量( たいりょう ) の情報( じょうほう )
(注( ちゅう ) 3) 調和( ちょうわ ) させる: 合( あ ) わせる
(注( ちゅう ) 4) 購買者( こうばいしゃ ) : ここでは、消費者( しょうひしゃ )
(注( ちゅう ) 5) 状勢( じょうせい ) : 状況( じょうきょう )
問66:
コンピューターの例( れい ) を挙( あ ) げて、筆者( ひっしゃ ) が述( の ) べていることは何( なに ) か。
人工物( じんこうぶつ ) が設計者( せっけいしゃ ) の意図( いと ) に反( はん ) した使( つか ) われ方( かた ) をされている。
人工物( じんこうぶつ ) が設計者( せっけいしゃ ) の予想以上( よそういじょう ) に社会( しゃかい ) に影響( えいきょう ) を与( あた ) えている。
人工物( じんこうぶつ ) が人間( にんげん ) を補助( ほじょ ) することで社会( しゃかい ) が成( な ) り立( た ) っている。
人工物( じんこうぶつ ) の製作( せいさく ) に社会( しゃかい ) は大( おお ) きな影響( えいきょう ) を与( あた ) えている。
問67:
筆者( ひっしゃ ) によると、設計者( せっけいしゃ ) が人工物( じんこうぶつ ) を設計( せっけい ) する時( とき ) に必要( ひつよう ) なことは何( なに ) か。
将来( しょうらい ) の生活( せいかつ ) や社会( しゃかい ) に望( のぞ ) むことを人工物( じんこうぶつ ) に反映( はんえい ) させること
人々( ひとびと ) の価値観( かちかん ) を変( か ) えるような人工物( じんこうぶつ ) を考( かんが ) えること
一( ひと ) つの人工物( じんこうぶつ ) にさまざまな用途( ようと ) ももたせること
現代( げんだい ) の最( もっと ) も進( すす ) んだ科学技術( かがくぎじゅつ ) を取( と ) り入( い ) れること
問68:
売( う ) れる製品( せいひん ) を作( つく ) るために、設計( せっけい ) 者( しゃ ) はどうすればいいか。
自身( じしん ) の価値観( かちかん ) を捨( す ) てて、消費者( しょうひしゃ ) に共通( きょうつう ) する価値観( かちかん ) を優先( ゆうせん ) する。
社会( しゃかい ) の状況( じょうきょう ) を調( しら ) べ、自身( じしん ) の価値観( かちかん ) が正( ただ ) しいことを確認( かくにん ) する。
消費者( しょうひしゃ ) のニーズを調( しら ) べ、消費者( しょうひしゃ ) の自身( じしん ) の価値観( かちかん ) に共通性( きょうつうせい ) をもたせる。
マーケットニーズの変化( へんか ) を考慮( こうりょ ) しながらも、自身( じしん ) の価値観( かちかん ) を優先( ゆうせん ) させる。



問題 12

  次のAとBの文章を読んで、後ろの問いに対する答えを最もよいものを一つ 選びなさい。
 A
 自分( じぶん ) は歌( うた ) がうまくないとか、自信( じしん ) がないから人前( ひとまえ ) で歌( うた ) を歌( うた ) いたくないと思( おも ) っている人( ひと ) が多( おお ) いと思( おも ) う。実( じつ ) は、そういう人( ひと ) たちはビデオやCDで聞( き ) いてなんとなく覚( おぼ ) えた歌( うた ) を、自分( じぶん ) の勝手( かって ) なイメージで歌( うた ) ってしまっていることが多( おお ) い。自信( じしん ) を持( も ) って歌( うた ) を歌( うた ) うには、まず歌詞( かし ) を理解( りかい ) して曲( きょく ) を覚( おぼ ) えることが必要( ひつよう ) だ。歌詞( かし ) は何度( なんど ) もよく読( よ ) むことで、伝( つた ) えたいメッセージが理解( りかい ) できる。曲( きょく ) も繰( く ) り返( かえ ) し聞( き ) けば、細( こま ) かい部分( ぶぶん ) まで聞( き ) き取( と ) れるようになり、正確( せいかく ) に覚( おぼ ) えることができる。このようにして歌詞( かし ) と曲( きょく ) をしっかり覚( おぼ ) えたら、あとは歌手( かしゅ ) のまねをするような気持( きも ) ちで、自信( じしん ) を持( も ) って歌( うた ) うことだ。いきなり自分( じぶん ) らくし歌( うた ) おうとするのは、失敗( しっぱい ) のともなのでやめたほうがいい。
 B
 どうしたら人( ひと ) の心( こころ ) に響( ひび ) くような歌( うた ) が歌( うた ) えるようになるのだろうか。よく歌手( かしゅ ) のようにうまく歌( うた ) いたいと思( おも ) って歌手( かしゅ ) のまねをして歌( うた ) っている人( ひと ) がいるが、私( わたし ) はそのような歌( うた ) を聞( き ) いても感動( かんどう ) することは少( すく ) ない。私( わたし ) にとって上手( じょうず ) な歌( うた ) というのは、何( なに ) よりも歌( うた ) う人( ひと ) の気持( きも ) ちが伝( つた ) わってくる歌( うた ) だからだ。
 ではどうすれば人( ひと ) を感動( かんどう ) させる歌( うた ) が歌( うた ) えるのか。それには歌詞( かし ) を深( ふか ) く理解( りかい ) することが大切( たいせつ ) だ。単語( たんご ) の意味( いみ ) はもちろん、描( えが ) かれている状況( じょうきょう ) や感情( かんじょう ) を丁寧( ていねい ) に読( よ ) み込( こ ) んでいけば、どこが大切( たいせつ ) か、どこを強調( きょうちょう ) して歌( うた ) えばいいかがわかってくるはずだ。歌詞( かし ) の理解( りかい ) さえ十分( じゅうぶん ) にできていれば、多少( たしょう ) 音( おと ) を間違( まちが ) えたとしても、メッセージは必( かなら ) ず聞( き ) き手( て ) に伝( つた ) えられると思( おも ) う。

問69:
歌( うた ) を歌( うた ) う前( まえ ) に歌詞( かし ) を理解( りかい ) することについて、AとBはどのように考( かんが ) えているか。
AもBも、必要( ひつよう ) だと述( の ) べている。
AもBも、あまり必要( ひつよう ) ではないと述( の ) べている。
Aは必要( ひつよう ) だと述( の ) べ、Bはあまり必要( ひつよう ) ではないと述( の ) べている。
Aはあまり必要( ひつよう ) ではないと述( の ) べ、Bは必要( ひつよう ) だと述( の ) べている。
問70:
AとBは、歌( うた ) を上手( じょうず ) に歌( うた ) うために、どのようなことが重要( じゅうよう ) だと述( の ) べているか。
AもBも、歌手( かしゅ ) のまねをするような気持( きも ) ちで歌( うた ) うことだと述( の ) べている。
AもBも、歌( うた ) の強調( きょうちょう ) したいところを意識( いしき ) して歌( うた ) うことだと述( の ) べている。
Aは歌( うた ) を正確( せいかく ) に覚( おぼ ) えてから歌( うた ) うことだと述( の ) べ、Bは気持( きも ) ちを伝( つた ) えるように歌( うた ) うことだと述( の ) べている。
Aは自分( じぶん ) らしく歌( うた ) おうとしないことだと述( の ) べ、Bは自信( じしん ) を持( も ) って歌( うた ) うことだと述( の ) べている。



問題 13

  次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から 一つ 選びなさい。
 以下( いか ) は、会社( かいしゃ ) における評価( ひょうか ) について書( か ) かれた文章( ぶんしょう ) である。
 私( わたし ) たちの会社( かいしゃ ) では、志願( しがん ) (注( ちゅう ) 1)してくれたのに、採用( さいよう ) できなかった学生( がくせい ) から、こんな問( と ) い合( あ ) わせを受( う ) けることがよくあります。「なぜ、自分( じぶん ) は落( お ) ちたのでしょうか」と。
 彼( かれ ) らの多( おお ) くは、筆記試験( ひっきしけん ) の成績( せいせき ) も優秀( ゆうしゅう ) で、面接( めんせつ ) での受( う ) け答( こた ) えのしっかりした学生( がくせい ) 。合格( ごうかく ) しなかったのは、単( たん ) に当社( とうしゃ ) との相性( あいしょう ) を他( ほか ) の志願( しがん ) 者( しゃ ) と比( くら ) べた結果( けっか ) であって、重大( じゅうだい ) な問題( もんだい ) があったわけではありません。しかし、彼( かれ ) らの頭( あたま ) の中( なか ) には、自分( じぶん ) と採用( さいよう ) しなかった当社( とうしゃ ) との関係( かんけい ) しかない。だから、「落( お ) ちたのは自分( じぶん ) に問題( もんだい ) があるから」と考( かんが ) え込( こ ) んでしまうのでしょうか。
 ①こういう人( ひと ) は社会( しゃかい ) に出( で ) ても苦労( くろう ) します。上司( じょうし ) がほかの社員( しゃいん ) と比( くら ) べて評価( ひょうか ) を下( くだ ) していることまで想像( そうぞう ) が及( およ ) びません(注( ちゅう ) 2)から、より結果( けっか ) を出( だ ) している同僚( どうりょう ) を棚( だな ) に上( あ ) げ(注( ちゅう ) 3)、「自分( じぶん ) はこんなに頑張( がんば ) って、成果( せいか ) を上( あ ) げているのに評価( ひょうか ) されない」と悩( なや ) んでしまう。
 (中略( ちゅうりゃく ) )
 一定( いってい ) の水準( すいじゅん ) を満( み ) たした志願者( しがんしゃ ) 全員( ぜんいん ) が、入社( にゅうしゃ ) できるわけではありません。一定( いってい ) 以上( いじょう ) の業績( ぎょうせき ) (注( ちゅう ) 4)を上( あ ) げれば、誰( だれ ) でも高( たか ) い評価( ひょうか ) が得( え ) られるわけでもない。「自分( じぶん ) はこれだけ成果( せいか ) を出( だ ) したら大丈夫( だいじょうぶ ) 」というこはありません。より大( おお ) きな成果( せいか ) を出( だ ) した人( ひと ) がいれば、自分( じぶん ) の評価( ひょうか ) が相対的( そうたいてき ) に下( さ ) がるのは当( あ ) たり前( まえ ) 。大事( だいじ ) なのは他者( たしゃ ) との比較( ひかく ) です。単純( たんじゅん ) な話( はなし ) ですが、昔( むかし ) 、意外( いがい ) なほど、②この事実( じじつ ) に気( き ) づいていない。
 成長( せいちょう ) するためにはまず、「自分( じぶん ) は常( つね ) に他者( たしゃ ) と比較( ひかく ) されている」ということを意識( いしき ) してください。もし、社内( しゃない ) での自分( じぶん ) の評価( ひょうか ) を上( あ ) げたければ、同僚( どうりょう ) と自分( じぶん ) を積極的( せっきょくてき ) に比較( ひかく ) しましょう。
 よく「人( ひと ) は人( ひと ) 、自分( じぶん ) は自分( じぶん ) 」と言( い ) います。評価( ひょうか ) の高( たか ) い同僚( どうりょう ) は、あなたとは強( つよ ) みも活躍( かつやく ) する領域( りょういき ) (注( ちゅう ) 5)も違( ちが ) うかもしれません。それでも、同( おな ) じような時期( じき ) に生( う ) まれ、自分( じぶん ) の得意( とくい ) 分野( ぶんや ) を確立( かくりつ ) し(注( ちゅう ) 6)、頭角( とうかく ) を現( あらわ ) している人( ひと ) (注( ちゅう ) 7)がいるなら、その事実( じじつ ) に向( む ) き合( あ ) ってください。そして、上司( じょうし ) の視点( してん ) で自分( じぶん ) と比( くら ) べてみる。「自分( じぶん ) に足( た ) りないもの」や「評価( ひょうか ) されるには何( なに ) をすべきか」といったことが見( み ) えてくるはずです。


(注( ちゅう ) 1) 志願( しがん ) する: ここでは、応募( おうぼ ) する
(注( ちゅう ) 2) 想像( そうぞう ) が及( およ ) ばない: 想像( そうぞう ) できない
(注( ちゅう ) 3) ~棚( だな ) に上( あ ) げる: ここでは、~のことを考( かんが ) えない
(注( ちゅう ) 4) 業績( ぎょうせき ) : 仕事( しごと ) の成果( せいか )
(注( ちゅう ) 5) 領域( りょういき ) : 分野( ぶんや )
(注( ちゅう ) 6) 確立( かくりつ ) する: ここでは、しっかり持( も ) つ
(注( ちゅう ) 7) 頭角( とうかく ) を現( あらわ ) している人( ひと ) : 能力( のうりょく ) が高( たか ) くて、目立( めだ ) つ人( ひと )
問71:
①こういう人( ひと ) はどのような人( ひと ) か。
不採用( ふさいよう ) になった理由( りゆう ) を、何度説明( なんどせつめい ) しても納得( なっとく ) しない人( ひと )
不採用( ふさいよう ) になった理由( りゆう ) を、自分自身( じぶんじしん ) で深( ふか ) く考( かんが ) えようとしない人( ひと )
不採用( ふさいよう ) になったのは、評価( ひょうか ) の仕方( しかた ) がよくないからだと考( かんが ) える人( ひと )
不採用( ふさいよう ) になったのは、自分自身( じぶんじしん ) に悪( わる ) い点( てん ) があるからだと考( かんが ) える人( ひと )
問72:
②この事実( じじつ ) とあるが、どのようなことか。
一定( いってい ) 以上( いじょう ) の成果( せいか ) を出( だ ) さなければ、会社( かいしゃ ) では評価( ひょうか ) されないこと
会社( かいしゃ ) の評価( ひょうか ) は厳( きび ) しいので、高( たか ) い評価( ひょうか ) をめったに得( え ) られないこと
自分( じぶん ) より成果( せいか ) を出( だ ) した人( ひと ) がいれば、自分( じぶん ) の評価( ひょうか ) は下( さ ) がること
自分( じぶん ) の出( だ ) した成果( せいか ) に満足( まんぞく ) していると、すぐに他者( たしゃ ) に追( お ) い抜( ぬ ) かれること
問73:
筆者( ひっしゃ ) によると、会社内( かいしゃない ) で高( たか ) く評価( ひょうか ) されるにはどうすればいいか。
評価( ひょうか ) の高( たか ) い同僚( どうりょう ) をよく観察( かんさつ ) し、その行動( こうどう ) をまねる。
評価( ひょうか ) の高( たか ) い同僚( どうりょう ) と比( くら ) べて、自分( じぶん ) がすべきことを考( かんが ) える。
同僚( どうりょう ) とは比( くら ) べず、自分( じぶん ) の得意( とくい ) 分野( ぶんや ) で高( たか ) い成果( せいか ) を出( だ ) す。
同僚( どうりょう ) と比( くら ) べて自分( じぶん ) に何( なに ) が足( あし ) りないのかを上司( じょうし ) から教( おし ) えてもらう。



問題 14

次は、ある大学の国際センターのポスターである。下の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ 選びなさい。 
問74:
次( つぎ ) の4人( にん ) は、全員( ぜんいん ) 大石( おおいし ) 大学( だいがく ) の留学生( りゅうがくせい ) であり、文章( ぶんしょう ) 作成( さくせい ) サポートを受( う ) けたいと考( かんが ) えている。この中( なか ) で、このサポートを受( う ) けられるのは誰( だれ ) か。
名前 サポートを受けたい日本語の文章 国際センターに行ける曜日
ミウンさん 就職活動用の履歴書 月曜か火曜
ラウラさん 卒業論文 月曜か水曜
ジョンさん 授業の課題レポート 木曜
ダエンさん ベトナム語の文献を翻訳した文章 火曜か木曜
ミウンさん
ラウラさん
ジョンさん
ダエンさん
問75:
文章( ぶんしょう ) 作成( さくせい ) サポートを利用( りよう ) する際( さい ) に、注意( ちゅうい ) すべき点( てん ) はどれか。
利用( りよう ) したい日( ひ ) の2週間( しゅうかん ) 前( まえ ) までに予約( よやく ) しなければならない。
一度( いちど ) 申( もう ) し込( こ ) みで、数回分( すうかいぶん ) をまとめて予約( よやく ) することはできない。
予約( よやく ) の際( さい ) 、支援( しえん ) を受( う ) けたい文章( ぶんしょう ) をメールに添付( てんぷ ) して送( おく ) らなければならない。
前日( ぜんじつ ) までに予約( よやく ) していなかれば、空( あ ) いている時間( じかん ) があっても利用( りよう ) できない。

文章作成サポートのご案内
国際センターでは、留学生のみなさんの日本語文章作成を支援するため、訓練を受けた街学院性サポートを行います。
場所: 国際センター (5号館) 2階 203教室
開室曜日: 授業期間中の火・木・金曜日
利用時間: ①~⑥の時間から、1日につき1回
①11:40~12:30 ④16:00~16:50
②14:00~14:50 ⑤17:00~17:50
③15:00~15:50 ⑥18:00~18:50
利用資格
・本学の留学生なら誰でも利用できます。
サポートの内容
・日本語のアカデミックな文章の作成を支援します。
対象になる文章 対象にならない文章
・日本語で書かれたアカデミックな文章 ・外国語を翻訳した日本語の文章
例)授業の課題やレポート、卒業論文、 ・履歴書など職業関連の文章
研究計画書
使用方法
・予約の申し込みは実施日の2週間前から前日の昼12時までメールで受け付けます。氏名・所属・相談内容・携帯電話番号・希望日時(できれば第3希望まで)を書いて、下記のメールアドレスに送信してください。折り返し、確定した日時をメールで返信します。
・一度にできる予約は1回分です。次回の予約ができるのは、予約した回が終了した後になります。
・予約した時間に連絡なく15分以上遅れた場合はキャンセルとなります。
・当日は、支援を受けたい文章を2部印刷して持参ください。
・予約が入っていない時間帯がある場合に限り、当日利用が可能です。直接来室して確認してください。
大石大学国際センター 文章作成サポート室
bunshou@ooishi.ac.jp